ブルワーズの投手陣を見るなら、先発のミジオロスキーとヘンダーソン、そして接戦を引き継ぐ救援陣を押さえておきたいところです。2026年のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第1戦では、先発が5回途中で降板しても、救援4人が残りを無失点に抑えてドジャースに2―1で勝利しました。ロースター入りした投手から、役割と見どころを整理します。
日本時間2026年10月12日、NLCS第1戦終了時点。登録選手はNLCSのロースターを使用し、シーズン成績・平均球速は2026年レギュラーシーズンの値です。
投手13人の一覧|先発・リリーフ・クローザーを役割別に紹介
先発はミジオロスキーとヘンダーソンが軸。リリーフではウリーベとアシュビーが接戦を支え、メギルが最後を締めます。
先発|ミジオロスキーとヘンダーソンが二本柱
先発の中心はミジオロスキーとヘンダーソン。ガッサーとメイも、地区シリーズ(NLDS)で先発を務めています。
| 投手・投げ腕 | 特徴・起用のポイント |
|---|---|
| ジェイコブ・ミジオロスキー Misiorowski/右 | 平均約162キロのフォーシームが武器。今季252奪三振。 |
| ローガン・ヘンダーソン Henderson/右 | チェンジアップを生かす先発右腕。今季防御率2.47。 |
| ロバート・ガッサー Gasser/左 | NLDS第4戦に先発し、4回1失点。 |
| ダスティン・メイ May/右 | NLDS第3戦に先発した右投手。元ドジャース投手。 |
リリーフ|接戦を支えるウリーベとアシュビー
ウリーベのシンカー、アシュビーの球威と回またぎが主な見どころ。ホールらも含め、先発の降板後を複数の投手でつなぎます。
| 投手・投げ腕 | 特徴・起用のポイント |
|---|---|
| アブネル・ウリーベ Uribe/右 | シンカーを軸に接戦を担う右腕。今季防御率1.97。 |
| アーロン・アシュビー Ashby/左 | 球威と回またぎが強み。NLCS第1戦は2回無失点。 |
| DL・ホール Hall/左 | 先発の後をつなぐ左投手。NLCS第1戦にも登板。 |
| ジョジョ・ロメロ Romero/左 | シンカーを使う左の救援要員。相手打順との組み合わせにも注目。 |
| アントニオ・センザテラ Senzatela/右 | NLDSではリリーフとして登板した右投手。 |
クローザー|30セーブのメギルが中心
接戦の終盤を託されるのがメギル。速球とカーブの組み合わせで勝利を締めくくります。
| 投手・投げ腕 | 特徴・起用のポイント |
|---|---|
| トレバー・メギル Megill/右 | 速球とカーブが軸の守護神。今季30セーブ、防御率2.63。 |
登板に備える投手|長い試合や連戦を支える候補
次の3投手はNLDSでは未登板でした。先発・リリーフの起用が変わることもあるため、役割を固定せず紹介します。
| 投手・投げ腕 | 特徴・起用のポイント |
|---|---|
| シェーン・ドロハン Drohan/左 | NLCSの登録メンバーに入っている左投手。 |
| カイル・ハリソン Harrison/左 | 長いイニングを投げるための備えとなる左投手。 |
| チャド・パトリック Patrick/右 | 連戦での登板に備える右投手。 |
対象:2026年NLCS登録投手13人。右投手7人、左投手6人。選手名を押すと本文の説明へ移動できます。出典は記事末尾に掲載しています。
先発の二本柱|速球のミジオロスキー、緩急のヘンダーソン
ジェイコブ・ミジオロスキー|平均162キロの速球を誇るエース
ミジオロスキー投手は、今季防御率1.80、252奪三振を記録したエースです。フォーシームは平均100.6マイル、約162キロ。先発投手でありながら、この球速を武器に打者を押し込めるのが大きな魅力です。
一方、NLCS第1戦は4回1/3を1失点、94球で降板しました。好投していても、相手に粘られて球数が増えれば救援陣の出番は早まります。圧倒的な球速に加え、どこまで長いイニングを任せられるかもシリーズを左右するポイントです。
ローガン・ヘンダーソン|チェンジアップが光る先発のもう一枚
ヘンダーソン投手は、今季18先発で防御率2.47、110奪三振。ミジオロスキー投手と並ぶ先発の柱で、NLCS第2戦の先発予定投手です。
武器はフォーシームとチェンジアップの緩急。ミジオロスキー投手のように球速で圧倒するタイプとは異なり、打者のタイミングを外す投球が見どころです。チェンジアップで空振りを奪えているかを見ると、その日の調子を追いやすくなります。
リリーフの中心|接戦をつなぐウリーベとアシュビー
アブネル・ウリーベ|防御率1.97、接戦を任されるシンカー使い
ウリーベ投手は今季61登板で防御率1.97。点差の小さい試合を任される、リリーフ陣の中心です。
軸となるのはシンカー。球威と変化を生かし、三振に加えて詰まった打球を狙える右腕です。走者を背負った場面では、ゴロを打たせてピンチを切り抜けられるかにも注目したいところです。
アーロン・アシュビー|球威と回またぎで継投を支える左腕
アシュビー投手は、平均97.7マイルのシンカーを投げ込む左腕。左の救援投手として球威があり、NLCS第1戦では2イニングを無失点に抑えました。
接戦でも複数イニングを任せられる点が、継投を組むうえで大きな強みです。先発が早めに降板した試合でアシュビー投手が長くつなげれば、ほかの主力リリーフの負担を減らしながら終盤へ進めます。
DL・ホール、ジョジョ・ロメロ|左の救援陣に厚みを加える2人
ホール投手はNLCS第1戦で、ミジオロスキー投手の後を受けて登板しました。先発からウリーベ、アシュビー、メギルへとつなぐなかで、中盤のイニングを担える左腕です。
ロメロ投手はシンカーを使う左の救援要員。2人が登板する際は、相手の左打者が続く場面なのか、イニングの途中なのかを見ると起用の意図を考えやすくなります。ただし、左打者への対応だけに役割が限られるわけではありません。
クローザーのメギル|最後のアウトを任される守護神
トレバー・メギル|今季30セーブ、勝利の締めくくりを担う
メギル投手は今季30セーブ、防御率2.63を記録したクローザーです。NLCS第1戦でも最後を締め、1点のリードを守り切りました。
投球の軸はフォーシームとカーブ。カーブも平均88.0マイルと速く、高めの速球と低く落ちる変化球の組み合わせが見どころです。同じ救援右腕でも、シンカー中心のウリーベ投手とは違うタイプとして見ると、継投による変化を楽しめます。
ガッサー、メイと控える投手たち|二本柱以外も勝利を支える
先発ではガッサー投手とメイ投手も押さえておきたいところです。ガッサー投手はNLDS第4戦で4回1失点、メイ投手は同第3戦の先発を務めました。
この2人が先発する試合では、何回まで投げるかに加え、どの救援投手へ引き継ぐかも注目点です。センザテラ投手はNLDSでリリーフとして登板しており、二本柱以外の日を支える投手の一人です。
ドロハン、ハリソン、パトリックの3投手はNLDSでは未登板でしたが、NLCSの登録メンバーです。試合が長引いたり、連日試合が続いたりすると、控える投手の出番も重要になります。特にハリソン投手は、長いイニングへの備えとなる存在です。
観戦の注目点|先発の投球回と主力リリーフの使い方
NLCS第1戦では、先発のミジオロスキー投手の後をホール→ウリーベ→アシュビー→メギルとつなぎ、2―1で勝ちました。先発の後を受けた4人は、合計4回2/3を無失点に抑えています。
この試合が示したのは、先発が長く投げなくても接戦を勝ち切れる救援陣の厚みです。一方、シリーズが続けば同じ投手への負担も増えるため、次の3点が見どころになります。
- 先発が何回まで投げるか:失点が少なくても球数が増えれば早い継投が必要になります。先発が長く投げる日は、救援陣を休ませる機会にもなります。
- ウリーベとアシュビーをどこで使うか:接戦での投入タイミングと、アシュビーの回またぎに注目。メギルまでのつなぎ方が見えてきます。
- 前日に投げた投手が誰か:連投の有無で選択肢は変わります。普段と違う投手が登板したら、前の試合の起用も振り返ってみてください。
二本柱の先発と、タイプの異なる主力リリーフをどう組み合わせるか。各投手の持ち味を押さえておくと、ブルワーズの投手交代をより楽しめます。
打線や守備の主力も押さえておきたい方は、2026年ブルワーズの主力選手とチームの特徴もあわせてご覧ください。


