日本人選手に活躍により人気のMLBですが
これまで数々の剛腕投手が活躍しました
特にここ数年は160キロ超の
スピードボールを投じる投手が多く
自慢の速球でファンを魅了しています
今回はMLB歴代球速ランキングをまとめます
併せて球速測定の基本についても解説します
なお2026年シーズンにおける
最新の球速ランキングは
別記事でまとめましたのでご覧ください
記事の内容
球速測定の基本
球速の測定点
投手のリリースポイントにおける
投球の初速を指します
なお打者の元に到達する際には
空気抵抗などの影響により
初速から10キロ程度遅くなると言われます
MLBでの球速測定の歴史
MLBでは1976年より
スピードガンが導入されました
2006年からは測定精度を高めるために
Pitch f/xを用いた測定が行われました
Pitch f/xではホームプレートから
約1.5m地点の球速を測定し
リリースポイントでの初速へ補正されます
補正方法によって球速が変わりますので
測定精度には問題がありました
実際にロイヤルズの本拠地では
他球場と比べて3キロほど速く測定されるなど
測定精度に問題がありました
2015年から現在までは
Statcastが導入されています
Statcastはリリースポイントでの球速を
直接測定しますので
補正による測定データのブレはありません
測定精度について
現在利用されているStatcastは
最新技術を用いていますので
過去の手法と比べると
精度の高いデータが取得されます
なおStatcastはMLB30球団の
本拠地全てで導入されています
MLB歴代球速ランキング

なお以下の記録については
測定精度の関係から除外しました
- 2015年以前の記録(スピードガン・Pitch f/x)
- スピードガンで測定された2015年以降の記録(練習試合・ブルペン投球)
選手紹介
1位はエンゼルスのジョイス選手です
2023年終盤にメジャーデビューし
2024年に歴代最速となる
169.8キロを記録しました
2位はチャップマン選手です
世界的にも有名な剛腕投手で
2010年にはPitch f/xの測定ながら
170キロの参考記録を樹立しました
ベテランとなった現在でも
持ち前の剛速球は健在です
3位はヒックス選手です
フォーシームではなくシンカーで
169キロを記録しました
2024年シーズンには先発に転向し
球速は大幅に低下しました
現役投手が多数ランクイン
全体的に現役の若い投手が多く
TOP10のうち7名は現役投手です
また歴代球速ランキングの中で
ジョイス・ミラー投手の記録は
2024年シーズン以降に計測されました
日本球界でも同様ですが
リーグ全体の平均球速が上がっています
2025年のMLBではストレートの平均球速が
152キロに達しました
計測機器の発達やボールの違いなど
他の要因も考えられますが
確かに投手の能力が上昇しています
現役の剛腕投手
ベン・ジョイス
所属:エンゼルス
ポジション:リリーフ
2024年にメジャー定着を果たした剛腕です
2024年シーズンに歴代1位となる
169.8キロを記録しました
細かい制球を気にせず
剛速球で打者をねじ伏せる投球は圧巻で
リリースポイントが打者に近いため
体感速度も相当なものと予想されます
奪三振率は高くありませんがゴロアウトが多く
剛速球で凡打を量産します
制球力に課題が残りますが大注目の投手です
一方で2025年の右肩手術を受けた影響で
球速低下が懸念されます
メイソン・ミラー
所属:パドレス
ポジション:リリーフ
将来を期待される剛腕リリーバーです
2023年に先発投手としてデビューし
2024年からリリーフに転向しました
剛速球と高速スライダーを武器として
非常に高い奪三振率を誇ります
今後は先発への再転向も考えられており
将来が楽しみな投手です
アロルディス・チャップマン
所属:Rソックス
ポジション:リリーフ
ヤンキースで守護神を務めた速球王です
2017年間から6年の間
絶対守護神として活躍しました
圧倒的な球威を武器として
高い奪三振能力を誇ります
ベテランとなった2025年には
最優秀中継ぎに輝くなど
依然として160キロ超の速球を投げ込みます
年齢的にさらなる球速アップは望めませんが
今後も超速球派左腕として注目されます
ヨアン・デュラン
所属:フィリーズ
ポジション:リリーフ
若き剛腕リリーバーです
2022年にメジャーデビューを果たし
ツインズのクローザーとして活躍しました
2025年途中から強豪フィリーズで活躍します
スプリットとシンカーの中間的球種である
スプリンカーを操ります
制球面には不安が残るものの
低め中心の投球でゴロを量産する投手です
ライアン・ヘルズリー
所属:オリオールズ
ポジション:リリーフ
カージナルスの元守護神です
典型的なパワーピッチャーで
高い奪三振率を誇ります
かつては直球に頼った投球スタイルでしたが
最近は直球とスライダーで勝負します
制球力に課題が残りますが
2024年シーズンは安定した投球で
自身初となるセーブ王に輝きました
2026年からオリオールズで活躍します
理論上の最高球速
理論上の最高球速は
177キロ(110マイル)とされています
現在のところ170キロに迫る投手が
投手が登場していますので
徐々に理論上の最高球速に近づいています
剛速球と故障の多発
最近はトミージョン手術を受ける投手が多く
球速ランキング1位のジョイス投手も
アマチュア時代に手術を受けました
直球を投じる際には
肘に最大25キロの負荷がかかると言われ
160キロ超の直球を投げる投手の肘には
大きな負荷がかかります
また1試合で100球近くを投じる
速球派の先発投手は故障リスクが大きく
実際に速球派の先発投手として
輝かしい成績を残している
大谷・ダルビッシュ・デグロム投手等は
いずれもトミージョン手術を経験しました
まとめ
今回はMLB球速ランキングを紹介しました
上位には若い投手が多く
今後の球速アップが期待できます
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました



