阪神の現役ドラフト候補2026|岡留・榮枝ら4人と補強の狙いを考察 | TOKYO リーマン NOTE

阪神の現役ドラフト候補2026|岡留・榮枝ら4人と補強の狙いを考察

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阪神の2026年現役ドラフト候補4人の考察を示す、グラブ・ボール・選手名簿のモノトーン画像 2026年シーズン

2026年の阪神の現役ドラフトを考えるなら、まず注目したいのは、一軍で防御率0.69を残しながら13登板にとどまった岡留英貴です。榮枝裕貴、小野寺暖、椎葉剛も、現在の出場機会と他球団で任され得る役割から、検討する意味のある選手だと考えます。大切なのは成績が悪い順に並べることではなく、阪神が残す価値と他球団が欲しがる理由を同時に見ることです。

日本時間2026年11月5日時点。成績は2026年レギュラーシーズンの確定値です。提出名簿は非公開で、以下の候補と評価は筆者の考察です。正式な対象資格は来季の契約内容などによって変わります。

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阪神の現役ドラフト候補4人|注目は岡留、捕手では榮枝

私が最も注目するのは岡留です。ただし、これは球団が放出する可能性を数値化した順位ではありません。他球団が欲しがる材料が明確な選手ほど阪神に残す価値も高く、実際の名簿選びには難しさがあります。

候補2026年の主な成績考察のポイント
岡留英貴一軍13登板、防御率0.69
二軍25登板、防御率0.83
一軍実績を求める救援補強に合う一方、阪神にも残す理由が強い
榮枝裕貴一軍2試合・1打席
二軍68試合、打率.263、2本塁打
捕手の出場機会を広げられるか。長坂退団で残留価値も上昇
小野寺暖一軍26試合・19打席、打率.111
二軍68試合、打率.228、0本塁打
右打ち外野手の再起。ただし今季の打撃は獲得側にも課題
椎葉剛一軍4登板、防御率6.43
二軍32登板、防御率3.38
二軍での奪三振を一軍へつなげられるか。育成継続の判断と競合

一軍と二軍は別集計です。登板数・出場試合数は、それぞれの役割や起用法によって異なります。

岡留英貴|13回17奪三振、2四球は他球団にも魅力

岡留を候補考察の軸に置く理由は、出番の少なさに加えて、他球団が獲得後の役割を描きやすいことです。2026年の一軍では13回を投げて17奪三振、2四球、4ホールドを記録しました。防御率0.69だけでなく、走者を四球で増やさず三振を取った点も評価できます。

二軍でも21回2/3で防御率0.83でした。一軍の13回だけで年間の安定感まで保証はできませんが、少なくとも「一軍で打たれ続け、二軍でも結果が出なかった投手」という見方には当てはまりません。

2026年阪神の工藤泰成57登板、木下里都45登板、岡留英貴13登板を比較する横棒グラフ

2026年一軍レギュラーシーズン。工藤・木下・岡留の3人を抜粋。登板数は実力順位ではありません。

阪神では工藤泰成が57登板、木下里都が45登板を記録しました。岡留の13登板との差を見ると、現在の救援陣の中で、年間を通した出番をどこまで確保できるかが論点になります。ただし、登板数が少ない理由を、成績表だけで首脳陣の評価や故障に結び付けることはできません。

他球団から見れば、まず一軍の中継ぎとして試し、結果に応じて接戦での起用を増やす道筋を描けます。現役ドラフトで大きな打撃改造や先発転向を前提とせず、今ある実績から使い方を考えられるのは強みです。

一方、阪神が残す理由も十分にあります。救援陣は離脱や不調に備える必要があり、13回17奪三振の投手を手放してまで、別の選手を獲得したいかが判断の分かれ目です。岡留は有力な考察対象ですが、放出が既定路線の選手とは考えていません。

榮枝裕貴|一軍1打席の現状と、捕手を減らす難しさ

出場機会という制度の目的に最も結び付きやすいのは榮枝です。2026年は二軍で188打席に立ちながら、一軍では2試合、1打席にとどまりました。二軍の打率.263、出塁率.357は、打席を重ねる中で一定の打撃結果を残した材料になります。

一軍では坂本誠志郎が97試合、伏見寅威が54試合に出場し、中川勇斗も10試合で起用されました。捕手は投手との連係や守備面の役割も大きいため、二軍の打率が高いだけで起用が増えるわけではありません。榮枝にとっては、別の捕手構成を持つ球団で競争に加わる方が、機会が広がる可能性があります。

獲得側が想定しやすいのは、最初から正捕手を任せる補強より、二番手・三番手の競争を厚くする補強です。打撃成績だけでは測れない送球、捕球、投手との組み合わせを評価したうえで、一軍の控えに置けるかが重要になります。

ただし、阪神は10月23日に長坂拳弥との来季契約を結ばないと発表しました。すでに捕手を1人減らしているため、榮枝まで移籍させれば、故障者が出た際の選択肢は狭くなります。出番の少なさでは候補に挙がっても、捕手というポジションの必要人数が放出を難しくすると考えます。

小野寺暖|19打席からの再出発、放出候補と補強価値は別

小野寺は、一軍で打撃を継続して評価してもらえる環境が変わる意味を考えたい選手です。2026年は26試合に出場しましたが、打席は19にとどまりました。試合数だけを見ると一定の出番があるようでも、打撃で結果を積み上げる機会は限られていました。

2023年には75打数26安打、打率.347を記録しています。右打ちの外野手として再起を期待する根拠にはなりますが、規定打席に達した実績ではありません。さらに今季は一軍打率.111、二軍も193打数44安打の打率.228、0本塁打であり、過去の高打率だけを根拠に即戦力と評価するのは難しい状況です。

他球団が獲得するなら、代打の数打席だけで結論を出すより、二軍で打席を確保し、状態が上がった時期に一軍でまとまった機会を与える形が合いそうです。もっとも、それだけの育成・起用余地があるかは球団によって変わります。

阪神側にも、簡単には手放せない事情があります。島田海吏と豊田寛の契約非更新によって外野手の人数はすでに減っており、小野寺を残せば故障や不調への備えになります。出場機会を広げる意義と、阪神の外野の厚みをどちらに置くかが判断材料です。

椎葉剛|二軍34回2/3で43奪三振、課題は一軍での再現

将来性を重視する球団の視点では、椎葉も検討に値します。2026年の二軍では34回2/3で43奪三振を記録しました。一軍の防御率6.43だけでは見えにくい、三振を奪う力が評価材料です。

反面、二軍では17四球を与え、一軍でも7回で5四球、3被本塁打でした。奪三振の多さと同時に、走者をためた後の長打を減らせるかを見極める必要があります。獲得直後から勝ちパターンを任せる想定より、制球や配球を整えながら一軍定着を目指す補強になると考えます。

岡留が現在の一軍実績を評価しやすい候補なら、椎葉は改善の余地に投資する候補です。他球団が欲しがるとしても、その理由は同じではありません。阪神が自球団での育成継続を選ぶ可能性もあり、登板数が少ないことだけで候補の優先度を上げるべきではありません。

島田・豊田・濱田を候補に入れない理由|2026年の対象条件

古い予想記事と見比べる際に気を付けたいのは、現在の契約状況です。阪神は10月19日に島田と豊田、23日に長坂との契約非更新を発表しました。来季も球団が契約する権利を持つ選手の名簿を土台にする現役ドラフトと、自由契約後の移籍先探しは分けて考える必要があります。

また、2025年の現役ドラフトでヤクルトから加入した濱田太貴は、「前年の現役ドラフトで獲得した選手」に該当するため、2026年の対象外です。同じ制度で加入した選手でも、2024年に加入した畠世周と一律に扱うことはできません。

2026年の現役ドラフトは12月9日に開催予定です。各球団は原則2人以上を名簿に載せ、1巡目では各球団が1人を獲得し、1人を送り出します。来季年俸5,000万円以上は原則対象外ですが、5,000万円以上1億円未満の選手を1人含める例外があり、その場合は5,000万円未満の2人と合わせて3人以上が必要です。

今年はトレードで加入した選手の除外期間も見直され、前年のオフから今年7月31日までに獲得した選手を対象に含められるようになりました。制度上の対象範囲が広がることと、球団が実際に名簿へ載せることは別です。

指名順には、提出した選手に他球団の獲得希望がどれだけ集まるかが関わります。最初の指名を行う球団が決まり、その後は原則として指名された選手を出した球団へ指名の機会が移ります。このため、他球団が欲しがる選手を出すことは、自球団が狙う選手を得るための編成判断にもつながります。

FA移籍に伴う人的補償の「28人のプロテクト」とも異なります。守る選手を選ぶ仕組みとの違いを整理したい場合は、プロテクト制度と人的補償の仕組みを読むと、現役ドラフトで候補名簿を作る意味がつかみやすくなります。

阪神が狙うべき補強は?余剰ポジションより来季の役割

獲得側としては、出した選手と同じ守備位置を埋め直す必要はありません。岡留のように一軍の救援候補を送り出すなら、その戦力を失っても得たい役割があるかを先に考えるべきです。二軍での好成績だけでなく、一軍のどの場面で使う選手なのかまで描ける補強が望ましいと考えます。

野手では、右の代打、外野の守備、内野のバックアップなどを一括りにせず、既存選手との違いを見る必要があります。単に「ショートが欲しい」で終わらせず、今いる候補をどの部分で上回るかが重要です。内野の競争を詳しく把握したい方は、2027年の阪神ショート候補とFA補強の考察も参考になります。

投手についても、先発の補強と救援の補強は分けて考えたいところです。外国人先発の獲得調査が進んでも、それだけで国内救援投手が余るわけではありません。先発陣の厚みをどう増やすかは、ブラロックの阪神適性と先発補強の狙いで詳しく考察しています。

今回の4人では、他球団がすぐ使う姿を最も描きやすいのは岡留、出場機会を変える意義が大きいのは榮枝だと見ています。小野寺と椎葉は、獲得側が改善の時間をどこまで確保できるかが分かれ目です。12月9日の結果を見る際は移籍した名前の印象に加え、送り出した戦力に対して阪神がどの役割を得たかを評価したいところです。

参考情報

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野球好きの30代サラリーマン / 趣味は野球観戦・読書 / 現在子育てに奮闘中 / 野球関連のデータ分析・考察記事を発信します

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