ドジャースの年俸調停選手2026年オフ|対象6人の予想年俸と放出可能性 | TOKYO リーマン NOTE

ドジャースの年俸調停選手2026年オフ|対象6人の予想年俸と放出可能性

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LAの帽子と契約書を背景に、ドジャースの2026年オフ年俸調停対象6人の去就を示したモノトーン画像 2026年シーズン

2026年オフのドジャースは、年俸調停対象6人の予想年俸が合計1,290万ドルに上ります。ただし、最も大きく昇給するパヘスと、去就が気になるコールでは、球団が判断するポイントが違います。今冬は年俸の高低だけでなく、2027年に任せる役割と40人枠を使う価値から見ると、残留と放出の分かれ目が見えてきます。

※日本時間2026年10月31日時点。2027年年俸は予測で、契約合意額ではありません。去就の見通しは編成事情を踏まえた筆者の考察です。

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調停対象は6人|予想年俸1,290万ドルの約38%がパヘス

対象は外野手2人、投手4人です。2027年の予想年俸が高い順に並べると、パヘスが490万ドルで先頭に立ち、シーハンが210万ドルで続きます。

選手調停区分2026年年俸2027年予想去就の見立て
アンディ・パヘス初回・スーパー280万ドル490万ドル残留を優先
エメット・シーハン初回81万ドル210万ドル残留が基本線
アレックス・コール2回目160万ドル190万ドル去就の注目度が高い
ブロック・スチュワート3回目130万ドル180万ドル健康状態を見つつ残留
ギャビン・ストーン初回81万ドル120万ドル復帰を待つ価値がある
ジェイク・カズンズ2回目95万ドル100万ドル条件を詰めて残留

※予想額はMLB Trade Rumors、2026年年俸はTrue Blue LAの整理に基づきます。各選手の翌年年俸で、契約総額やぜいたく税の計算額とは区別しています。

ドジャースの調停対象6人の2026年年俸と2027年予想年俸を比較する横棒グラフ

2026年年俸と2027年予想年俸の比較。単位:百万ドル。2027年はMLB Trade Rumorsの予測。確認日:2026年10月31日。

6人の2026年年俸を足すと627万ドルで、予測どおりなら翌年は663万ドルの増加です。そのうち410万ドル、約62%をパヘスの昇給が占めます。つまり、全員のコストが一様に重くなるというより、主力外野手が調停段階へ進む影響が大きい冬です。

一方、コールをノンテンダーにしても、予想年俸ベースで減るのは190万ドルです。代役の費用も必要になるため、その全額が補強資金として浮くわけではありません。放出を考えるなら、金額よりも出場機会や枠の使い方が論点になります。

年俸調停とは?「残す判断」と「金額を決める交渉」は別

年俸調停は、FAになる前の選手が翌年の給与を交渉する制度です。基本的にはメジャーのサービスタイムが3年以上6年未満の選手が対象で、所属球団との交渉が中心になります。年齢やプロ入りからの年数だけで決まるものではありません。

流れは、球団が翌年の契約を提示して保有を続ける判断をし、その後に年俸を詰める、という順番です。期限までに合意できなければ、球団側と選手側がそれぞれ希望額を提出します。交渉で決着しない場合、第三者のパネルが両者の提出額のどちらか一方を選びます。

したがって「調停対象になった」は「球団と対立している」と同じ意味ではありません。交渉で単年契約に合意することも、複数年契約を結んで調停を回避することもできます。球団が契約を提示した段階で、今回の予想額がそのまま確定するわけでもありません。

スーパー2のパヘスは、通常より早く昇給の段階へ

スーパー2は、サービスタイムが2年以上3年未満でも一定の条件を満たす選手に調停資格を認める仕組みです。対象集団のサービスタイム上位22%に入り、直前のシーズンに86日以上を積むなどの条件があります。

今年の基準は2年133日と報じられ、パヘスは2年155日で対象になります。通常なら最大3回の調停機会が、スーパー2では最大4回になります。今冬だけでなく、その後の昇給の出発点も変わるため、球団にとっては長期契約を検討する意味が増します。

ノンテンダーならFAに|トレードやDFAとの違い

ノンテンダーは、球団が期限までに翌年の契約を提示せず、選手がFAになることです。トレードなら相手球団へ選手の保有権を移して対価を得ますが、ノンテンダーそのものに交換対価はありません。FAになった後、元の球団と再契約する余地もあります。

DFAは40人枠から外して、その後の移籍・処遇を決める手続きです。ノンテンダーと結果的に退団へつながる場合はあっても、同じ制度ではありません。また、契約提示の期限は調停対象者だけのものではなく、調停前の保有選手にも関係します。

放出の可能性で注目するのはコール|右打ちの控えに枠を使うか

6人の中で、筆者が最も去就を注視するのはコールです。2026年は88試合、195打席で打率.233、1本塁打でした。出塁率.349は控えとして評価できる一方、長打率.307では、打線を大きく変える役割までは期待しにくくなります。

それでも、右打ちで外野を複数守れる選手には使い道があります。相手の先発や故障者の状況によっては、先発出場と途中出場の両方を任せられます。予想190万ドルという金額だけで、戦力として不要と判断するのは早いでしょう。

問題は、外野の新戦力や若手に打席を与える場合です。控えの仕事を別の選手が担えるなら、同じ役割を重ねて保有するより、投手や不足する守備位置に40人枠を回す判断が合理的になります。ドジャースの2026年オフ補強候補と優先順位で扱った外野補強も、コールの必要性を変える要素です。

現地の分析も一枚岩ではありません。Just Baseballは右打ちの外野手として契約提示を予想する一方、Dodgers Digestはノンテンダーまたはトレードを見込んでいます。現時点では、球団による放出決定とは分けて受け止めるべき状況です。

筆者は、外野の入れ替えを進めるなら、まずトレードで対価を探る選択肢が自然だと考えます。ただし、相手球団がノンテンダー後の獲得を待てると判断すれば、大きな交換価値は見込みにくくなります。右打ちの控えを必要とする相手が、期限前に動くかが分岐点です。

残留を優先したい3人|パヘスと若手先発は役割が異なる

パヘス|490万ドルへの昇給より、主力を保有できる価値

パヘスは2026年にOPS.811を記録し、オールスターにも選ばれました。予想年俸は前年の80万ドルから約6.1倍になりますが、昇給率の大きさは調停前の低い給与水準にも由来します。主力としての役割を考えるなら、ノンテンダーより、単年契約で進めるか長期契約を探るかが論点です。

球団にとって長期契約は、今後の年俸を見通しやすくする選択肢です。一方で、将来の成績や故障のリスクを負うため、スーパー2入りだけを理由に急いでまとめる必要はありません。長期契約が成立しなくても、直ちに放出へ結び付く話ではありません。

シーハン|210万ドルで先発の選択肢を残せる

シーハンは2026年に112回1/3、防御率4.57でした。ローテーションを確約するには改善が必要ですが、予想210万ドルなら、先発候補として保有しながら見極める意味があります。先発が不足した際に、同程度の負担で代役を外部から確保できるとは限りません。

筆者はノンテンダーの可能性を低く見ます。ただし、残留させたい戦力であることと、交換相手になり得ないことは別です。大型補強で相手球団が先発候補を求める場合には、失う投球回と獲得する戦力を比較する判断になります。

ストーン|肩の回復を見ながら先発層を厚くする

ストーンの焦点は、調停年俸より肩の状態です。2024年10月の手術後、2025年を全休し、2026年も復帰過程が長引きましたが、シーズン終盤にはリハビリ登板を重ねています。2024年に先発25試合、防御率3.53を残した実績は、復帰を待つ理由になります。

予想120万ドルであれば、完全復活を前提に計算するのではなく、復帰できたときに先発の選択肢が増える戦力として考えたいところです。契約提示前に条件をまとめる可能性もあります。球団がどの契約形態を選ぶかは、健康状態への評価を読む手掛かりになります。

救援2人は故障歴と起用の柔軟性を比較|安さだけでは決まらない

スチュワート|180万ドルで残すなら、登板できる見通しが鍵

スチュワートは2026年に防御率2.70を記録した一方、ILで過ごす期間も長かった投手です。投げられるときの能力と、年間を通じて任せられる仕事量を分けて評価する必要があります。

筆者は残留を基本線と考えますが、健康状態の悪化や救援補強の進展によって優先順位は変わり得ます。予想180万ドルでも、ブルペンの複数人が同時に離脱すれば代役の負担が増えます。年俸だけでなく、他の救援投手との故障リスクの重なりを見るべき選手です。

カズンズ|100万ドルの契約は2027年の復帰をどう評価するか

カズンズは2025年6月のトミー・ジョン手術から復帰を目指し、2026年終盤にはマイナーでリハビリ登板を行いました。2026年の95万ドルから予想100万ドルなら、上積みは小さくなります。ドジャースが術後の選手を保有してきた経緯を考えても、復帰前に手放すより、もう一段階状態を見る判断に意味があります。

ただし、復帰できることと、勝ち継投を任せられることは同じではありません。契約条件を先に詰めるのか、保有を続けて春の状態を見るのかが焦点です。ストーンと同様、契約提示の有無に加えて、合意した条件にも注目したい選手です。

11月20日の契約提示期限が最初の節目|その後は労使交渉も影響

今冬の最初の節目は、米国時間11月20日の契約提示期限です。ここでは6人を全員保有し続けるか、それともトレードやノンテンダーで枠を動かすかが見えてきます。契約提示があっても、翌年の開幕ロースター入りまで保証されたわけではありません。

通常の日程なら、年俸の提示額を交換する節目は2027年1月8日です。ただし、現行の労使協定は米東部時間12月1日深夜に期限を迎え、ロックアウトが実施されれば交渉・手続きの日程に影響する可能性があります。ロックアウトがFA市場とドジャース補強に及ぼす影響も、今冬の契約を追ううえで関係します。

見るべき順番は、まず契約を提示した選手、次に合意した年俸と契約条件、そして補強後に残る役割です。パヘスの大幅昇給は主力の成長を給与に反映する話であり、コールの去就は限られた出場機会と枠をどう配分するかという話です。この違いを押さえると、同じ「調停対象」でも球団の判断が分かれる理由を読み取りやすくなります。

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TOKYOリーマン

野球好きの30代サラリーマン / 趣味は野球観戦・読書 / 現在子育てに奮闘中 / 野球関連のデータ分析・考察記事を発信します

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