大谷選手の活躍で人気のMLBですが
多くの剛腕投手が活躍しています
2024年にはエンゼルスのジョイス投手が
169.8キロを記録し話題となりました
2025年には最速165キロを誇る
佐々木朗希投手も移籍し
MLB最速ランキングへの
上位ランクインも期待されます
今回は2025年シーズンにおける
球速ランキングをまとめます
また注目選手についても紹介します
なお歴代球速ランキングについては
別記事でまとめましたのでご覧ください
2024年のランキングは
以下の記事をご覧ください
記事の内容
球速測定の基本
球速の測定点
球速とは投手のリリースポイントにおける
投球の初速を指します
なお打者の元に到達する際には
空気抵抗などの影響により
初速から10キロ程度遅くなると言われます
MLBでの球速測定の歴史
MLBでは1976年より
スピードガンが導入されました
2006年からは測定精度を高めるために
Pitch f/xを用いた測定が行われました
Pitch f/xではプレートから
約1.5m地点の球速を測定し
リリースポイントでの初速へ補正し
球速として記録します
そのため補正方法によって
球速が変化するため精度に問題がありました
実際にロイヤルズの本拠地では
他球場と比べて3キロほど速く測定されるなど
問題が起こりました
2015年から現在までは
測定精度の向上を目的として
Statcastが導入されています
StatcastはPitch f/xとは異なり
リリースポイントでの球速を直接測定しますので
補正による測定データのブレはありません
測定精度について
現在利用されているStatcastは
最新技術を用いていますので
過去の手法と比べると
精度の高いデータが取得されます
よって2015年頃から測定される球速は
ある程度信頼性の高い数字です
なおStatcastは30球団の本拠地で導入されており
それ以外の一部の球場でも導入されています
2025年最新ランキング

注目選手
ベン・ジョイス
所属:エンゼルス
ポジション:リリーフ
現役最速の剛腕投手です
2024年にStatcast導入以降最速となる
105.5マイル(169.8キロ)を記録しました
平均球速も102マイル(164.3キロ)と
圧巻のスピードボールでファンを魅了しました
2025年はクローザーとしての起用が予想され
170キロ達成に期待が高まります
佐々木朗希
所属:ドジャース
ポジション:先発
日本歴代トップクラスの剛腕です
細身の投手ですが
高校時代には歴代最速の163キロを記録し
NPBでは最速165キロを記録しました
ポテンシャルの高さは誰もが認めます
2025年にMLB移籍を果たし
フィジカル強化やボールが変わる影響で
さらなるスピードアップが期待されます
メイソン・ミラー
所属:アスレチックス
ポジション:リリーフ
アスレチックスの若き守護神です
2023年にデビューした若い投手ですが
2024年からリリーフに転向する
驚異的なスピードボールと
高速スライダーを武器に
MLB屈指のクローザーへと成長しました
最速は167キロを記録し
非常に高い奪三振能力を有します
今後の成長が期待されます
ジョーダン・ヒックス
所属:ジャイアンツ
ポジション:先発/リリーフ
超高速シンカーを操る剛腕です
2018年にデビューすると
105.1マイル(169キロ)のシンカーを投じ
話題となりました
将来を大きく期待されましたが
肘の故障でトミージョン手術を受け
長期休養を余儀なくされました
2024年は先発に転向しましたが
力配分の影響で剛速球はみられず
打ち込まれる姿が目立ちました
しかしシーズン後半にリリーフに戻ると
徐々に球速が上がり始めました
2025年はリリーフでの起用が予想されますので
かつての速球が復活するかもしれません
まとめ
今回は2025年シーズンにおける
最新の球速ランキングをまとめました
ランキングは随時更新予定です
2025年は特に佐々木投手に注目です
最高球速をどこまで伸ばせるでしょうか
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!