【MLB】メジャーリーグの歴代OPSランキング(通算&シーズン)を紹介!気になる歴代1位は史上最強のホームランバッター!2023年のランキングも紹介!

メジャーリーグ

大谷選手の活躍によって大人気のMLBですが

”OPS”という指標をよく耳にします

日本プロ野球でも徐々に浸透しつつありますが

メジャーリーグでは打力を評価する際によく用いられます

OPSとは長打率と出塁率を足した指標で

強打者ほどOPSが高い傾向にあります

今回はそんなOPSの基礎知識と

歴代OPSランキング(通算&歴代シーズン&2023年シーズン)を

紹介していきます!

OPSの基礎知識

OPSはOn-base Plus Sluggingの略で

日本語に訳すと”出塁率+長打率”となります

OPSの計算方法

OPS=長打率+出塁率

OPSは長打率と出塁率の合計値です

長打率の最大値は4.000

出塁率の最大値は1.000ですので

OPSの最大値は5.000です

長打率

1打数あたりの塁打数を表します

なお塁打数として加算されるのは安打・二塁打・三塁打・本塁打のみです

四球は対象外ですのでご注意ください

例えば1打数1本塁打の場合

長打率は最大の4.000となります

また4打数2安打(シングルヒット2本)の場合

長打率は0.500です(2塁打/4打数)

出塁率

1打数あたりに出塁する確率を表します(厳密には若干異なります)

出塁とは安打・四死球での出塁を指します

OPS計算の例

5打数3安打(ゴロアウト・四球・安打・二塁打・本塁打)の場合

長打率は1.4(7塁打/5打数)

出塁率は0.8(4出塁/5打数)ですので

OPSは2.2と計算されます

OPSの目安

一般的なOPSの目安は以下に示す通りです

評価OPS
一流選手0.900以上
平均的な選手0.733
三流選手0.567以下

OPSが0.900を超える選手は

リーグを代表する打撃能力をもつとされています

OPSの考え方

野球は得点が多いチームが勝利するスポーツです

よって出塁によって得点のチャンスを広げることと

長打によって自身やランナーを進塁させることは

チームの勝利(チームの得点)に大きな影響を与えます

そのため出塁率と長打率を足したOPSは

勝利への貢献度を示す指標と考えられます

2023年シーズンのOPSランキング

昨年ア・リーグMVPを獲得した大谷選手のOPSは

メジャー全体でトップの1.066でした

一般的に0.900を超えた場合には一流選手と言われますので

1.066(出塁率.0412・長打率0.654)は驚異的な数字です

なおナ・リーグMVPを獲得したアクーニャJr.選手も

ナ・リーグ1位の高いOPSを残していることが分かりますね

メジャーでOPSがいかに重要視されているかが

お分かりいただけると思います

2024年シーズンのOPSランキング

2024年シーズンの最新OPSランキングと

ランキング上位者の成績推移は別記事でまとめていますので

併せてご覧ください

歴代シーズンOPSランキング

堂々の1位はシーズン最多本塁打記録73本塁打と

通算最多本塁打記録(762本塁打)保持者で

メジャー最高のホームランバッターとして知られるバリー・ボンズ選手です

OPS1.422(出塁率0.609・長打率0.863)は断トツの歴代1位です

大谷選手が2023年に記録したOPSは1.066(出塁率.0412・長打率0.654)ですから

ボンズ選手の記録の凄さがお分かりいただけると思います

当時はあまりの打撃能力の高さにより

ノーアウトで敬遠されるなど数々の伝説を作りました

TOP10はボンズ選手とルース選手で占められていますが

時代によるメジャーリーグのレベルを考えると

ボンズ選手の記録が際立ちますね

通算OPSランキング

通算3000打席以上(およそ4年間のフル出場)における

通算OPSランキングを示しています

ルース選手が通算OPS1.164で1位となりました

またシーズン記録保持者のボンズ選手は4位にランクインしています

現役選手ではかつて大谷選手とチームメイトだった

エンゼルスのトラウト選手がランクインしていますね

ちなみに大谷選手の通算OPSは2023年終了時点で0.922となっており

今後の活躍次第ではランクインする可能性があります

また現在MLB最強スラッガーのジャッジ選手のOPSは

2023年終了時点で0.982ですので

2024年シーズンの活躍を考えるとランクインが確実です

今後の展望

OPSは選手の打撃能力(得点能力)を示す指標として

得点との関係が強いことで知られています

直感的にも分かりやすいですよね

今後は日本でもよりOPSが重視されていくことでしょう

一方でOPSには走塁面での貢献が考慮されていません

そのためOPS以外の指標も併せて評価する必要があります

そこでメジャーリーグで新たに生まれた指標が

WAR(ウォー)”です

WARは打力・走力・守備力・投手力を全て加味した指標です

WARは計算方法が複雑で直感的に分かりにくい数字なのですが

”その選手が出場しなかった場合の負け数”を表す指標です

選手の総合力を評価する際にはWARを参照すると良いでしょう

MLBの最新WARランキングや指標の説明については関連記事をご覧ください

まとめ

今回は選手の打撃能力を表す指標である

OPSについて解説しました

直感的にも分かりやすく

選手の打撃能力を評価する際に重視されています

シーズン歴代OPSランキングでは

ボンズ選手やルース選手がランクインしています

選手成績を確認する際にはOPSにも注目してくださいね

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人
TOKYOリーマン

野球好きの30代サラリーマン / 趣味は野球観戦・読書 / 現在子育てに奮闘中 / 野球関連のデータ分析・考察記事を発信します

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