大谷選手の活躍により人気のMLBですが
日本プロ野球とは比較にならない、超大型契約が結ばれます
日本の歴代最高年棒は10億円超と言われますが
MLBでは年棒50億円を超えるプレーヤーが存在します
ドジャース・大谷選手もそのうちの1人です
今回はMLB歴代契約金ランキングをまとめます
また上位選手についても紹介していきます
記事の内容
大型契約の基本
長期契約のメリット
長期契約は選手・球団にとってメリットがあります
選手としては晩年までの収入が確定するため
金銭的な安心感を得ることができます
また同じチーム・環境でプレーできるため、野球に集中できます
球団としては平均年棒を抑えることができます
長期契約では年棒総額こそ破格の金額になりますが
年平均にすると比較的金額を抑えることができます
これによってチーム総年棒を抑えることができ
ぜいたく税の支払い額を抑えることができます
ぜいたく税とは
資金力による不公平感を緩和させる目的で
MLBで導入されている制度です
毎年MLB機構で定められるチーム総年棒の基準額を超過した場合に
通常よりも多くの税金を納める規則です
この規則によって各球団はできるだけ総年棒を抑えるようになり
経済力による不平等感の是正が期待されます
不良債権となるリスク
長期契約を結ぶリスクとして、選手の不良債権化が挙げられます
長期契約を結んだことで選手のモチベーションが低下し
期待通りのパフォーマンスを維持できなくなるケースがあります
例えばエンゼルスのレンドン選手は7年の長期契約を結びましたが
移籍後は度重なる怪我による欠場が目立ち
成績は低迷し続けています
このような状況になってもチームは契約を破棄できませんので
高額な年棒を払い続けなければなりません
その結果他の選手の年棒を抑える必要が生じますので
チーム力の低下が危惧されます
このように大型契約にはリスクが伴います
野手の大型契約が多い
投手と比較して野手の大型契約が多いです
理由として選手生命の長さが挙げられます
投手と比較して野手は大怪我のリスクが低く
年齢を重ねても第一線でプレーできる傾向にあります
よって野手との長期契約は、比較的リスクを抑えることができます
また野手の方が出場試合数が多く
チームの勝利に貢献する機会が多いです
選手の総合的活躍を示すWARにおいても
投手より野手の数値が高い傾向にあります
2024年シーズンのWARランキングは別記事でまとめています
契約金ランキング
1位 フアン・ソト
所属:メッツ
ポジション:外野
契約金総額:7.65億ドル
若き天才スラッガーです
2018年にデビューした若い選手ですが
首位打者に加えて毎年のようにシルバースラッガー賞を獲得します
本塁打を量産しながら高打率をマークし
選球眼が良いため高い出塁率を残します
打撃については弱点が無く、怪我も少ないためチームへの貢献度が高い選手です
2位 大谷翔平
所属:ドジャース
ポジション:DH/投手
契約金総額:7億ドル
MLB史に残る希代の二刀流選手です
打者としては本塁打王など数々のタイトルを獲得しつつ
2024年に前人未踏の50本塁打50盗塁を達成しました
投手としては160キロ超の直球と、切れ味鋭い変化球で打者を圧倒します
まさに完全無欠の野球選手です
MLBトップクラスの人気を誇るため
プレー以外でもチームに恩恵を与えるスーパースターです
3位 マイク・トラウト
所属:エンゼルス
ポジション:外野
契約金総額:4.27億ドル
現役最高の選手の1人です
若くからスーパースターとして活躍を続け
3度のMVP(4度の2位)など、これまで数々のタイトルを獲得してきました
走攻守全てにおいてMLBトップクラスの実力をもつ5ツールプレーヤーで
”完璧”に近い選手です
ここ数年は故障に悩まされており
十分に活躍できていませんが
試合に出場できれば、大活躍が期待できる実力者です
4位 ムーキー・ベッツ
所属:ドジャース
ポジション:ショート/外野
契約金総額:3.65億ドル
攻守に優れた万能選手です
身長175センチと小柄な体格ながら
圧倒的な身体能力でMLBトップクラスの成績を残します
2018年にMVPを獲得するなど、毎年MVP投票で上位にランクインする実力者です
30本塁打前後を記録するパワーに加えて、高い出塁率を残します
外野手として6度のゴールドグラブに輝き
最近ではショートにコンバートされました
高い守備力とユーティリティ性も武器です
怪我の少ない選手としても知られ、勝利に対して貪欲な姿勢も魅力です
5位 アーロン・ジャッジ
所属:ヤンキース
ポジション:外野
契約金総額:3.6億ドル
現役最強のスラッガーです
ア・リーグシーズン最多本塁打記録(62本)保持者で
通算OPSは歴代TOP10にランクインする強打者です
身長200センチの圧倒的フィジカルから生み出されるパワーは圧巻で
歴代最高クラスのホームランバッターです
人格者としても知られており、高いリーダーシップも兼ね備えます
MLB歴代ホームランランキング・OPSランキングは別記事でまとめています
まとめ
今回はMLBの契約金ランキングをまとめました
TOP10の顔ぶれをみると、MLBを代表する選手達が名を連ねています
日本人選手では大谷・山本選手の2名がランクインしており
アメリカンドリームを感じます
今後もランキングに変動があった際には更新する予定です
ここまでお付き合いいただきありがとうございました