ドジャースのNLCS第3戦では、大谷翔平の先発外しが検討されています。一方、不振のウィル・スミスは、控え捕手との交代よりも打順の調整が中心です。同じ打撃不振でも、DHと捕手では入れ替えの意味が違います。
対象はブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)。以下は日本時間2026年10月13日、第2戦終了後の情報です。第3戦の正式スタメンは未確定です。
大谷はDH交代を検討、スミスは打順変更が先行
| 選手・枠 | 起用の動き | 現時点の位置付け |
|---|---|---|
| 大谷翔平/DH | 先発から外し、ホスエ・デポーラを起用する案 | 検討報道。決定ではない |
| ウィル・スミス/捕手 | 第2戦は3番から5番へ。テオスカー・ヘルナンデスが3番 | 打順変更は実施済み。控え捕手の先発起用は監督が否定 |
| セカンド | 第2戦はキケ・ヘルナンデスに代わってトミー・エドマンが先発 | 実施済み。第3戦の起用は別途発表待ち |
大谷の問題は、短期決戦だけの打撃不振ではない
大谷は今ポストシーズンで20打数3安打、打率.150。長打がなく、7三振に対して3四球という内容です。右上腕二頭筋と左膝の問題も抱えており、単に数試合の安打数だけで起用を判断する状況ではありません。
第2戦後、ロバーツ監督は本人と話し合い、大谷自身とチームにとって何が最善かを考える意向を示しました。「先発から外すことを検討」と「欠場決定」は区別する必要があります。
代役候補はデポーラです。DHでの入れ替えなら野手の守備位置を動かさずに打席を渡せます。大谷をそのまま中軸で待つか、別の打者で出塁のきっかけを作るかが、今回の判断の核心です。
スミスは5番へ降下。それでも捕手の交代には踏み込まず
スミスは第2戦終了時点で今ポストシーズン23打数1安打、打率.043と苦しんでいます。第1戦では3番でしたが、第2戦はテオスカーと入れ替わって5番に下がりました。
ただし、監督は第1戦後の段階でハンター・フェドゥーシアを先発させる案を否定しています。大谷とスミスをまとめて「第3戦で先発落ちする主力」と扱うのは、現状の報道を越えた表現になります。
起用を考えるうえでも、DHの交代と捕手の交代は別問題です。捕手を替える場合は打席だけでなく、投手との組み合わせや守備も判断に含まれます。スミスは第1戦で強い打球を打ちながらアウトになったという材料もあり、安打数だけでは見えない打席内容が残っています。
救援陣はブービック、スチュワート、エンリケスの失点が焦点
第2戦では山本由伸が2回2/3で降板し、ブルペンが残り5回1/3を担当しました。リードを守れなかった投手はいますが、一度の失点だけで継続的な不調や起用変更の決定と結び付けることはできません。
下表はNLCS第2戦だけの投球成績です。今ポストシーズン全体の成績とは区別しています。
| 投手 | 第2戦 | 失点場面・内容 |
|---|---|---|
| クリス・ブービック | 2/3回・1失点 | 5回にコントレラスへ同点本塁打 |
| ブロック・スチュワート | 2/3回・1失点 | 6回に勝ち越し適時打を許し敗戦投手 |
| エドガルド・エンリケス | 1回・2失点 | 8回に走者をため、点差が広がる |
| タナー・スコット | 1回・無失点 | 対戦した3打者から3奪三振 |
| 佐々木朗希 | 1回・無失点 | 1四球を出したが無安打に抑える |
第3戦で見るべきは、誰を外すかより誰に重要な打者を任せるか
スチュワートは6回、死球で出した走者が守備のミスも絡んで進塁し、コントレラスに勝ち越し打を許しました。その後のスコットは連続三振で切り抜け、翌イニングも三振を奪っています。
この試合の内容から考えると、注目点はスコットらに相手の主軸をどのタイミングで任せるかです。決まった回まで待つのか、得点を防ぐ必要がある場面で前倒しするのか。打線の変更に加えて、この継投判断も第3戦の論点になります。
各投手の特徴や選手層は、2026年ドジャースのリリーフ投手陣まとめ、2026年ドジャースの先発投手一覧でも紹介しています。
第3戦の正式発表で確認したい3点
- 大谷が先発を外れ、デポーラがDHに入るのか。
- スミスが先発捕手を続ける場合、5番を維持するのか、さらに打順を動かすのか。
- 接戦で相手の主軸を迎えたとき、スコットらをどこで投入するのか。
現段階で最も大きな変更候補はDHです。スミスと救援陣については、選手そのものの入れ替えに加え、打順や対戦する打者の調整を追うと、第3戦の采配が見えやすくなります。

