大谷選手の活躍で人気のMLBですが
2024年シーズンが終了し、各チームが積極的に選手を補強しています
メジャーリーグでは選手の移籍が活発なため、オフシーズンも目が離せません
今回は2025年シーズンにトレード移籍が予想される有名選手をまとめます
基本的には契約期限間近の選手やオフシーズンにFAとなる選手が対象となります
よって2025年シーズンオフにFAとなる選手についても紹介します
なお2024年シーズン中に成立したトレード案件は別記事で紹介しています
また2024年オフに成立した移籍案件(FA・トレード)についても紹介しています
記事の内容
トレード移籍の基本
トレードとは?
球団同士の戦力強化のために選手を交換することです(または選手と金銭を交換)
契約次第ですが選手の意思と関係なく移籍が成立します
トレードの種類
交換トレード
最も一般的なのが交換トレードです
2球団の間で選手同士の交換を行います
金銭トレード
次に一般的なのは金銭トレードです
買い手側が売り手側に金銭を支払うことで
選手を獲得することができます
三角トレード
稀に三角トレードが行われます
3球団による選手の交換です
無償トレード
稀に無償トレードが行われます
売り手側が買い手側に無償で選手を放出します
チームとの契約はどうなる?
基本的にトレードされた選手の契約(年俸・契約期間)は、移籍先球団に引き継がれます
そのため長期契約・高額契約を結んでいる選手を獲得するにはリスクを伴います
ただし交渉次第では売り手側が一定割合の年俸を負担する場合もあります
買い手・売り手とは?
トレード関連の報道では買い手・売り手という用語が使われます
対象となる選手
買い手側が獲得を目指すのは以下の条件を満たす選手です
- 短期的な補強ポイントに合致する
- 即戦力として活躍が見込める
- 残り契約年数が少ない
買い手側にとっては”今シーズン”の成果を上げることが目的ですから
即戦力選手の獲得を目指します
また契約に関するリスクを避けるため、残りの契約年数が少ない選手が好まれます
一方で売り手側が獲得を目指すのは以下の条件を満たす選手です
- 長期的な補強ポイントに合致する
- 長期的な活躍が見込まれる期待値の高い若い選手
- 3A以下に所属する若手選手
売り手側にとっては”チーム再編”が目的ですから、将来性のある若い選手の獲得を目指します
またメジャー契約を結んでいない、3A以下に所属する選手を獲得することは
コスト面でのメリットがあります
将来的にメジャーに昇格させる際に、チーム事情を加味した契約を結び直せるからです
トレードの拒否は可能?
選手によっては所属チームとの契約の中で、トレード拒否条項を組み入れています
この場合は選手の判断でトレードを拒否することが可能です
ドジャース・大谷選手やメッツ・千賀投手の契約にも、拒否条項が盛り込まれています
環境の変化は選手にとって負担が大きいため
このような拒否権を契約に盛り込む選手は少なくありません
2025年FA選手一覧
2025年にFAとなる主要選手をまとめました
ただしオプション付きの選手については確定ではありません
目玉となるのは若きスラッガーで、圧倒的な打撃力をもつゲレーロJr.選手です
2019年にデビューした選手ですが、2021年に本塁打王に輝くなど
MLB屈指の強打者であり、オールスターの常連でもあります
またタッカー選手はMLB有数の打撃能力をもち
ゴールドグラブを受賞する堅守にも定評のある選手です
先発投手ではパドレスのエース格に成長したシース投手がFAとなります
2024年にはノーヒットノーランを達成するなど成長著しい剛腕で
160キロを超える直球を武器として、高い奪三振率を誇ります
またディアス・ウィリアムス・ヘルズリー・スアレス投手は
MLB屈指のクローザーとして知られています
2025年トレード候補選手
基本的に2025年・2026年にFAとなる選手についてはトレード候補となります
特に所属チームの成績が悪い場合にはトレード対象となる可能性が高まります
今回は所属チームの現状を考慮し、トレード候補選手を紹介していきます
ルイス・アラエス
所属:パドレス
ポジション:ファースト
MLB屈指の安打製造機です
2022年から3年連続で首位打者を獲得しました
2025年にFAとなる見込みで、実績のある選手ですが
長打力や走力には課題を抱えています
投手陣の再編が急務のパドレスにとっては
有力な投手を獲得するためのトレード候補となります
コディ・ベリンジャー
所属:カブス
ポジション:外野
走攻守にハイレベルなスラッガーです
かつてはドジャースで新人王やMVPを獲得した選手で
ゴールドグラブを獲得した堅守も魅力で、走力もMLB平均以上です
近年はスランプのため成績を落としていますが
ポテンシャルの高さはMLB随一です
2025年にFAとなる可能性のある選手で
高額な年俸もありトレードの可能性があります
ルイス・ロバートJr.
所属:ホワイトソックス
ポジション:外野
キューバの若きスラッガーです
2020年にデビューした若手選手ですが
シルバースラッガー・ゴールドグラブ賞を獲得しています
走力にも定評のある総合力の高い選手で
将来性のある選手ですが、2025年オフにFAとなる見込みです
ホワイトソックスはチーム再編が急務ですので
主力をトレードで放出する可能性が高いです
ギャレット・クロシェ
所属:ホワイトソックス
ポジション:先発
MLB屈指の本格派左腕です
2024年にリリーフから先発に転向すると
サイヤング賞級の投球をみせました
最速163キロの切れのある直球を武器として、高い奪三振率を誇ります
2026年にFAとなる見込みです
ホワイトソックスはチーム再編が急務ですので
主力をトレードで放出する可能性が高いです
タリック・スクーバル
所属:タイガース
ポジション:先発
2024年の投手三冠・サイヤング賞投手です
現在のMLBでは最強クラスの左腕で
最速164キロの剛速球と、切れ味鋭い変化球を操ります
2026年にFAとなることからチームの成績次第ではトレード対象となります
タイガースは2024年に10年ぶりのプレーオフ進出を決めましたが
総合力は高くなくチーム力の強化が急務です
ただしトレードするとなれば超大型トレードが予想されます
メイソン・ミラー
所属:アスレチックス
ポジション:リリーフ
若き剛腕投手です
2023年にデビューした投手ですが
MLB屈指のクローザーとして活躍しています
最速167キロの剛速球に加えて、切れ味抜群のスライダーが武器です
年齢的にも今後の成長が期待されていますが
チーム力強化が必須の弱小球団においては
有望なトレード要員となり得ます
ブレント・ルッカー
所属:アスレチックス
ポジション:外野
若き大砲です
2020年にデビューした選手ですが
2023年から2年連続で30本塁打を記録したパワーが魅力です
さらに選球眼も良い選手で
高い出塁率を誇ります
2027年にFAとなる見込みですが
弱小球団においてはトレード要員となり得ます
ノーラン・アレナド
所属:カージナルス
ポジション:サード
MLB屈指のスター選手です
サードで10年連続のゴールドグラブを獲得し、MLB最多6度のプラチナグラブに輝きました
さらには本塁打王にも3度輝くなど、攻守において歴史に残る活躍をみせています
将来の殿堂入りも予想されるスター選手ですが
年齢の影響で成績は下降気味です
さらに高額な年俸もネックとなり
チーム力の強化が急務なチームにおいては、トレード対象に挙がっています
吉田正尚
所属:レッドソックス
ポジション:外野
日本屈指の左のスラッガーです
高いコンタクト率と出塁率が魅力で、安定した成績を残しています
しかし外野手・DHが充実しているチームにおいては、出場機会が減少しています
年棒は安くないため、獲得を希望する球団があればトレードされる可能性が高いです
アレク・ボーム
所属:フィリーズ
ポジション:サード
フィリーズの若き大砲です
2020年にデビューした若手内野手ですが
コンタクト率と出塁率が高く、ホームランを量産できるパワーが魅力です
2024年のオールスターに選出され
ホームランダービーでは決勝トーナメントに進出しました
期待のスラッガーですが
チームは実績のあるスター選手の獲得を視野に入れており
場合によってはトレード候補となる可能性があります
2024年ホームランダービーの結果は別記事でまとめています
まとめ
今回は2025年のトレード候補選手達を紹介しました
有名な選手達が今後のチーム事情によってトレードされる可能性があります
2024年オフから2025年夏にかけてはトレード市場が賑わいますので
選手達の動向はチェックしていきたいですね
ここまでお付き合いいただきありがとうございました