大谷選手の活躍によって大人気のMLBですが
2024年シーズンはドジャースがワールドチャンピオンに輝き幕を閉じました
ポストシーズン終了後は有名選手のFA・トレードに関する動きが慌ただしく
各チームが2025年シーズンに向けた補強を画策しています
今回は2024年オフシーズンの移籍情報についてまとめます
成立した案件のみを随時更新していきますので定期的にチェックにしてください
なお過去の記事では2024年オフにFAとなる選手をランキング形式で紹介しています
本記事と合わせてぜひご覧ください
記事の内容
FA移籍した選手
フアン・ソト
所属:ヤンキース→メッツ
ポジション:外野
MLB屈指の天才スラッガーです
2018年にデビューしたスター選手で
2024年シーズン終了時点で5度のシルバースラッガー賞を獲得しています
高いコンタクト率に加えて、本塁打を量産するパワーを兼ね備えており
選球眼が良く、高い出塁率を誇ります
怪我も少ない選手ですので、安定した成績を期待できます
2024年はヤンキースで活躍し
チームをワールドシリーズに導きました
FAの目玉として争奪戦が繰り広げられましたが
12月上旬にメッツへの移籍(15年7億6500万ドル)が決まりました
これは大谷選手の10年7億ドルを超えて
世界スポーツ史上最高額の契約となりました
ブレイク・スネル
所属:ジャイアンツ→ドジャース
ポジション:投手(先発)
MLBを代表するサイヤング賞左腕です
2024年シーズンはタイトル獲得こそなりませんでしたが
後半戦はノーヒットノーランを達成するなど圧倒的な投球で存在感を発揮しました
最速160キロを超える直球とチェンジアップ・カーブを武器として高い奪三振率を誇り
過去には2度のサイヤング賞を含む数々のタイトルを獲得してきました
2025年は2年総額6200万ドル契約の最終年となる予定でしたが
11月上旬に選手オプションによって退団を決めた後
11月下旬にドジャースへの移籍(5年1億8200万ドル)が決まりました
ウィリー・アダメス
所属:ブリュワーズ→ジャイアンツ
ポジション:ショート
強打の遊撃手です
例年30本塁打前後を記録するスラッガーで
肩の強さや走力にも定評があります
FAの注目選手で争奪戦となりましたが
12月上旬にジャイアンツへの移籍(7年1億8200万ドル)が決まりました
これはジャイアンツ史上最高額の契約で
有力とみられていたドジャースへの移籍とはなりませんでした
菊池雄星
所属:アストロズ→エンゼルス
ポジション:投手(先発)
日本を代表する本格派左腕です
2024年シーズン途中にブルージェイズ→アストロズに移籍し、活躍しました
契約最終年だったことで、シーズン終了後にはアストロズをFAとなりました
MLB平均以上の速球に加えて質の高い変化球で打者を打ち取ります
高い奪三振率を誇る一方で、制球力もMLBトップクラスです
さらに怪我の少なさにも定評のある投手で、市場価値の高い投手です
11月下旬にエンゼルスへの移籍(3年6300万ドル)が決まりました
アロルディス・チャップマン
所属:パイレーツ→Rソックス
ポジション:リリーフ
世界の速球王です
長年ヤンキースの守護神として活躍してきた剛腕で、過去には170キロを記録しました
ベテランとなっても球速は衰えず
相変わらずの超人ぶりです
12月上旬にRソックスへの移籍(1年1075万ドル)が決まりました
歴代球速ランキングは別記事で紹介しています
ルイス・セベリーノ
所属:メッツ→アスレチックス
ポジション:先発
最速163キロの剛腕投手です
かつてはヤンキースの次期エースとして期待された、速球派投手です
2020年にトミージョン手術を受けた影響で、成績は下降気味でしたが
2024年にメッツに移籍すると、11勝を挙げる活躍をみせました
12月上旬にアスレッチクスへの移籍(3年6700万ドル)が決まりました
これは球団史上最高額でした
クレイ・ホームズ
所属:ヤンキース→メッツ
ポジション:先発
最速164キロの剛腕です
2024年シーズン序盤はヤンキースの守護神として活躍しました
最終的には30セーブを挙げましたが
中盤は不安定な投球がみられ、FAとなりました
シンカー主体の打たせて取る投手で
球威で打者を圧倒します
12月上旬にメッツへの移籍(3年3800万ドル)が決まりました
本人の希望で先発に転向します
タイラー・オニール
所属:Rソックス→オリオールズ
ポジション:外野
パワーが魅力の右の大砲です
2024年は31本塁打を記録するなど、持ち味を発揮しました
また2度のゴールドグラブを獲得した守備にも定評があります
12月上旬にオリオールズへの移籍(3年4950万ドル)が決まりました
フランキー・モンタス
所属:ブリュワーズ→メッツ
ポジション:外野
速球派の先発投手です
2021年には13勝を記録しました
スプリットが決め球です
ここ数年は成績を落としていますが
12月上旬にメッツに移籍(2年3400万ドル)しました
先発投手が手薄なチームでは、ローテ入りが確実視されています
カイル・ヒガシオカ
所属:パドレス→レンジャース
ポジション:キャッチャー
日系4世の打てる捕手です
2024年シーズンはヤンキースからパドレスに移籍すると
持ち前の打力でチームを支えました
強打の捕手として市場価値の高い選手です
12月上旬にレンジャースへの移籍(2年1350万ドル)が決まりました
マシュー・ボイド
所属:ガーディアンズ→カブス
ポジション:先発
経験豊富なベテラン左腕です
2024年シーズンは8試合の先発で防御率2点台を記録しました
多彩な変化球と投球技術で打者を打ち取ります
12月上旬にカブスへの移籍(2年2900万ドル)が決まりました
ニック・マルティネス
所属:レッズ→レッズ
ポジション:投手(先発)
日本ハム・ソフトバンクで活躍したベテラン右腕です
2024年シーズンはチームの勝ち頭として10勝をマークしました
高い制球力と多彩な変化球が武器の技巧派投手です
2025年は2年総額2600万ドル契約の最終年となる予定でしたが
11月上旬に選手オプションによって1度退団を決めたものの
レッズからのクオリファイング・オファーを受諾して
11月中旬に残留(1年2105万ドル)が決まりました
なおクオリファイング・オファーが受諾されたのは2年ぶりとのことです
トレード移籍した選手
グリフィン・キャニング
所属:エンゼルス→ブレーブス
ポジション:投手
大谷選手ともプレーした技巧派若手左腕です
球速はメジャー平均を下回りますが多彩な変化球で打者を打ち取ります
2019年にメジャーデビューを果たした若い投手ですので、今後の成長に期待がもてます
11月上旬にソレア選手とのトレードで移籍しました
ホルヘ・ソレア
所属:ブレーブス→エンゼルス
ポジション:外野
強打が売りの元本塁打王です
2019年には48本塁打を記録してタイトルを獲得しました
ここ数年は成績を落としていますが
持ち前のパワーは健在で2024年の飛距離ランキングでは2位を獲得しました
2024年の飛距離・打球速度ランキングは別記事でまとめています
11月上旬にキャニング選手とのトレードで移籍しました
球団オプション・選手オプションとは
球団・選手オプションは契約に盛り込まれる条項の一種です
契約に球団オプションが盛り込まれている場合には
球団側が契約継続または契約解除を決定することができます
よって球団側が優位な契約といえます
契約に選手オプションが含まれている場合には
選手側が契約継続または契約解除を決定することができます
よって選手側が優位な契約といえます
球団オプションで残留した選手
マルセル・オズナ
所属:ブレーブス
ポジション:DH
大谷選手のライバルとして活躍するスラッガーです
2024年シーズンは大谷選手と打撃タイトル争いを繰り広げました
また2020年には本塁打王・打点王に輝いています
パワーと勝負強さを兼ね備えた強打者で
例年高いOPSを記録しています
11月上旬に球団オプションによって残留(1年1600万ドル)が決まりました
ミゲル・ロハス
所属:ドジャース
ポジション:ショート・サード
守備の名手として知られるベテラン内野手です
ユーティリティー性と高いリーダーシップでドジャースの世界一に貢献しました
勝負強い打撃でも存在感を発揮します
11月上旬に球団オプションによって残留(1年500万ドル)が決まりました
ルーク・ウィーバー
所属:ヤンキース
ポジション:投手(リリーフ)
キレのある直球が武器のリリーバーです
2024年シーズン後半からはヤンキースの守護神として活躍しました
直球とチェンジアップのコンビネーションで高い奪三振率を誇ります
11月上旬に球団オプションによって残留(1年250万ドル)が決まりました
球団オプションで退団した選手
アンソニー・リゾ
所属:ヤンキース
ポジション:ファースト
経験豊富なベテランスラッガーです
2024年シーズンは名門ヤンキースのレギュラーとしてプレーしました
MLB通算300本塁打を達成した長打力に加えて
ゴールドグラブ・プラチナグラブを獲得した守備にも定評があります
ここ数年間は満足な成績を残せておらず
11月上旬に球団オプションによって退団することが決まりました
選手オプションで残留した選手
コディ・ベリンジャー
所属:カブス
ポジション:外野
走攻守に優れた左の大砲です
2024年はカブスの主砲として攻守にわたる活躍をみせました
かつてはドジャースで新人王・シーズンMVPを獲得するなど
若くしてスター候補選手として注目を集めてきましたが
ここ数年は成績が伸び悩んでいます
2025年は3年契約の2年目となりますが
11月上旬に選手オプションによって残留(1年2750万ドル)を決めました
選手オプションで退団した選手
ネイサン・イオバルディ
所属:レンジャース
ポジション:投手
経験豊富なベテラン右腕です
2024年シーズンは12勝を挙げるなど先発ローテの一角として活躍しました
長年先発として安定した投球を続けています
2025年は2年総額3400万ドル契約の最終年となる予定でしたが
11月上旬に選手オプションによって退団を決めました
キム・ハソン
所属:パドレス
ポジション:ショート
韓国が誇るスター選手です
2024年シーズンはパドレスのレギュラーとして活躍しましたが
8月中旬に肩を痛めたことで、以降の試合を欠場しました
高い守備力とユーティリティー性に加えて巧打が魅力の選手です
2025年は5年総額2800万ドル契約の最終年となる予定でしたが
11月上旬に選手オプションによって退団を決めました
引退した選手
ブランドン・クロフォード
所属:カージナルス
ポジション:ショート
守備の名手として知られた好選手です
遊撃手として4度のゴールドグラブを獲得するなど、堅実な守備でファンを魅了しました
オールスターにも3度選出されるなど、MLB屈指のショートとして知られました
長年ジャイアンツの顔として活躍しましたが、2024年にカージナルスに移籍した後
8月中旬にFAとなっていましたが、11月下旬に引退を表明しました
ダニエル・ハドソン
所属:ドジャース
ポジション:投手
7球団を渡り歩いた鉄腕リリーバーです
37歳となった2024年シーズンは65試合に登板してチームを支えました
ポストシーズンでも投手不足が懸念されたチームでフル稼働し
悲願のワールドチャンピオンに輝きました
ワールドシリーズ終了後に体力的な衰えを理由に引退を表明しました
ケビン・キーアマイアー
所属:ドジャース
ポジション:外野
MLB屈指の守備力を誇る外野手です
34歳となった2024年シーズン途中にドジャースへトレードで移籍すると
主に守備固め要因としてチームを支えました
ゴールドグラブ4回・プラチナグラブ1回を獲得するなど
守備指標でもMLB歴代トップクラスを記録した守備の名手です
好守備を連発した影響で長年故障に悩まされており
2024年7月下旬にシーズン限りでの引退を表明しました
チャーリー・ブラックモン
所属:ロッキーズ
ポジション:外野
ロッキーズ一筋で活躍したリーディングヒッターです
38歳となった2024年シーズンはレギュラーとして活躍しました
MLBキャリアの14年間をロッキーズでプレーするなど地元ファンから愛された選手で
かつては首位打者のタイトルも獲得しています
2024年9月下旬に引退を表明しました
まとめ
今回は2024年オフシーズンの移籍情報をまとめました
さらに2024年シーズン限りで引退した選手についても紹介しました
各チームが2025年シーズンに向けたチーム編成に力を入れていますので
今後の動向が気になるところです
ここまでお付き合いいただきありがとうございました