MLB盗塁ランキングまとめ!歴代シーズン盗塁記録を紹介!最新&2023年のランキングやルール変更についても解説!

メジャーリーグ

大谷選手の活躍によって大人気のMLBですが

これまで数々の俊足選手が活躍してきました

2024年シーズンでは大谷選手が50盗塁50本塁打を記録しましたが

過去にはシーズン100盗塁以上を記録した選手が存在します

今回はMLBの歴代シーズン盗塁記録をまとめていきます

また2023年・2024年の盗塁ランキングに加えて

盗塁がしやすくなった2023年のルール改正についても解説していきます

盗塁の基本

盗塁とは?

盗塁はランナーが進塁した際に記録されますが

安打、エラー、暴投、ボークによる進塁は除きます

また2人のランナーが同時に盗塁を試みて1人がアウトになった場合や

守備側が盗塁を阻止しようとする意志が見られない場合にも盗塁は記録されません

盗塁が成功しやすいケース

投手の警戒が薄い場合には成功しやくなります

また投球フォームが大きい場合や牽制の癖が分かりやすい場合も成功率は上がります

捕手については肩力が強くない選手・捕球してからの動作が遅い選手の場合は走者が有利です

さらに変化球などの遅いボールが投げられる際にも盗塁は成功しやすくなります

盗塁のメリット

一般的に多い一塁から二塁への盗塁について考えると

ランナーが二塁に進塁することでシングルヒットで走者が生還できます

そのためチームの得点確率は大幅に上昇します

また二塁から三塁への盗塁について考えると

ランナーが三塁に進塁することで安打・犠牲フライ・スクイズで走者が生還できます

そのためチームの得点確率は大幅に上昇します

このように盗塁によってチームの得点確率を上昇させることができます

盗塁数が多い選手の打者への貢献

足の速いランナーが塁に出た場合

投手はランナーを警戒しなければなりません

または盗塁を成功させないために速いボールも増加します

そのため甘い球が増える・狙い球をしぼりやすくなるなど

打者にとって有利な状況を作り出すことができます

歴代シーズン盗塁ランキング(1900年以降)

1800年代の記録を含めると歴代1位はH・ニコル選手の138盗塁です

しかし今回はルールや試合環境の違いを考慮して1900年以降の記録を対象としました

1位はアスレチックスに所属したリッキー・ヘンダーソン選手です

常人離れした俊足と高い出塁率から

MLB史上最高のリードオフマンと評される選手です

背番号24はアスレチックスの永久欠番となっています

また通算盗塁数は1406盗塁でMLB史上最多記録保持者です

なお現役選手トップは46位のアクーニャJr.選手

2023年に記録した73盗塁がランクインしています

2023年盗塁ランキング

ナ・リーグではブレーブスのアクーニャJr.選手が73盗塁を記録しました

さらに40本塁打も記録したためシーズンMVPも獲得しています

ア・リーグではアスレチックスのルイーズ選手が67盗塁を記録して盗塁王に輝きました

2024年盗塁ランキング

ナ・リーグではレッズのデラクルーズ選手が自身初の盗塁王に輝きました

特にシーズン序盤は1試合4盗塁を決めるなど驚異的なペースで盗塁数を伸ばしました

2位はMLB史上初の50盗塁50本塁打を記録した大谷選手です

投手ではもちろんDHとしても最多の盗塁数を記録しました

ナ・リーグではレイズのカバジェロ選手が自身初の盗塁王を獲得しました

2023年に盗塁王に輝いたアクーニャJr.選手は怪我のため

ほとんどの試合を欠場しましたのでランキング外となりました

同じく盗塁王に輝いたルイーズ選手もマイナー降格などもあってランキング外となりました

2023年以降のルール改正

ベースのサイズアップ

2023年よりベースの一辺の長さが7.6cm長くなりました

例えば一・二塁間の場合には一塁ベースと二塁ベースが大きくなりますので

塁間の距離が11cm程度短くなりました

さらにこれまでよりセンター方向にスライディングが可能ですので(二盗の場合)

タッチを避けやすくなりました

牽制数の制限

牽制は盗塁を抑止するために重要ですが

2023年よりプレートを外す行為は1打席にあたり2回までとされました

3回目の牽制で打者をアウトにできなかった場合にはボークとなり

無条件でランナーの進塁が認められます

そのため2度の牽制を行った投手はそれ以上の牽制ができません

これにより牽制の効果が薄れましたので

ランナーは比較的容易にスタートを切ることができます

ピッチクロックの導入

ピッチクロックとは投球までの時間制限です

走者がいる場合投手はボールを受け取ってから

18秒以内に投球する必要があります

これによってランナーは盗塁のタイミングを合わせやすくなりました

なお走者がいない場合は15秒以内に投球する必要があります

今後は盗塁の重要性が増す?

2023年以降のルール改正によって盗塁の難易度が下がっています

盗塁は進塁によって得点確率を上げるだけではありません

投手が打者に集中できない状況を作り出すこともできるため

投手の失投を増やすことが可能です

さらに盗塁を警戒させることで球種が絞りやすくなります(速球系の球種が多くなる)

その結果打者有利の状況を作りだすことができます

このように盗塁を警戒させることのできる選手は

これまで以上にチームの勝利に貢献できる可能性があります

まとめ

今回はMLB盗塁ランキングについてまとめました

歴代には信じられないような盗塁数を記録した選手が存在します

また2023年以降のルール改正によって

盗塁の難易度が下がっていますので

盗塁数を稼ぐことができる選手は今後重宝されるかもしれません

ここまでお付き合いいただきありがとうございました

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TOKYOリーマン

野球好きの30代サラリーマン / 趣味は野球観戦・読書 / 現在子育てに奮闘中 / 野球関連のデータ分析・考察記事を発信します

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