大谷選手の活躍により大人気のMLBですが
2023年には大谷選手が46本の本塁打を放ち
アジア人史上初となるア・リーグ本塁打王に輝きました
しかし過去にはバリー・ボンズ選手がシーズン73本塁打を記録するなど
驚愕の成績を残した選手が数多く存在します
今回はMLB歴代シーズン本塁打記録と
2023年&2024年の本塁打ランキングについてまとめていきます
記事の内容
MLB歴代ホームランランキング
1位に輝いたのは史上最強のホームランバッターと評されるバリー・ボンズ選手です
シーズン73本塁打は圧巻の成績です
上位には伝説のスラッガーが名を連ねています
現役選手ではジャッジ・スタントン選手がランクインしています
特にヤンキースに所属するジャッジ選手はア・リーグ最多本塁打記録保持者です
またスタントン選手は驚異的なパワーをもち、打球速度や飛距離はMLBトップクラスです
ステロイド時代とは
歴代ホームランランキング1位から6位までの記録は2000年前後に集中しています
この期間はステロイドの使用が盛んだった時期で、ステロイド時代と呼ばれます
ステロイドとは筋肉増強剤のことです
当時のMLBではステロイド使用を規制するルールは存在せず
一部の選手はステロイドを使用することで体を大きくしていました
そのためこの時期はMLB全体でホームラン数が増加しました
なお1995年はストライキのため試合数が144試合とされました
また2020年はコロナの流行により試合数が60試合とされました
以上の2年間の記録については、現在の162試合に換算してグラフ化しています
MLBでステロイド使用が禁止されたのはいつ?
MLBでは2003年からステロイド使用に関する規制が整備されました
2004年以降は罰則規定が強化され出場停止処分などが設けられています
現在はドーピング検査なども実施されており、実質的にステロイドの使用は難しい環境です
ステロイド使用が疑われる選手
バリー・ボンズ
シーズン最多本塁打記録をもつボンズ選手は
歴代最多の通算762本の本塁打を放った選手でもあります
一方でステロイド使用の疑惑で度々世間を騒がせてきました
2006年には薬物検査で陽性反応が確認され
ステロイドに関する暴露本が出版されるなど
限りなく”クロ”に近い証拠が揃っていますが
本人がステロイド使用を認めることはありませんでした
このような経緯もありMLBの殿堂入りを逃しました
マーク・マグワイア
マグワイア選手は自身のステロイド使用を公に認めています
またかつてのステロイド使用について
後悔のコメントを残すなどボンズ選手とは対照的です
しかしマグワイア選手についてもMLBの殿堂入りを逃しています
サミー・ソーサ
ソーサ選手は公に薬物使用を認めていませんが
2009年に実施されたドーピング検査では陽性反応を示しました
また薬物疑惑以外でも問題を引き起こしており
2003年には禁止バットの使用で出場停止処分を受けました
このような疑惑もありMLBの殿堂入りを逃しています
真の記録(True Record)とは
歴代ホームランランキング1位から6位までの記録には様々な疑惑があるため
ジャッジ選手の記録を真の記録(True Record)とする意見もあります
そのためジャッジ選手のシーズン本塁打記録は高い評価を得ています
2023年ホームランランキング
ア・リーグでは大谷選手がアジア人史上初の本塁打王に輝きました
シーズン後半には肘の怪我で欠場するなど
134試合の出場に止まりましたが断トツの成績でした
投手としても10勝をマークしましたので圧巻の成績です
ヤンキースのジャッジ選手は怪我で長期離脱した影響で
106試合の出場に終わりましたが37本もの本塁打を放ちました
ナ・リーグでは強豪ブレーブスの主砲オルソン選手が
キャリアハイを大きく上回る54本のホームランを放ち、自身初の本塁打王に輝きました
2024年ホームランランキング
ナ・リーグでは大谷選手が2年連続で本塁打王を獲得しました
一方ア・リーグではヤンキースのジャッジ選手が2年ぶりのタイトルを獲得しました
58本塁打は歴代TOP10まであと1本と迫る好成績でした
ランキング上位者の成績推移は別記事でまとめていますので併せてご覧ください
まとめ
今回はMLBの歴代ホームランランキングをまとめました
一部の記録についてはステロイド使用が疑われるものの
バリー・ボンズ選手の73本塁打は驚異的ですね
今後この記録を塗り替える選手は現れるのでしょうか?
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!