日本人選手の活躍で人気のMLBですが
様々なスター選手が活躍しています
規格外のパワーをもつスラッガーや
170キロに迫る剛腕投手
陸上選手顔負けの俊足選手や
守備の名手など
多様な武器をもった選手が在籍しています
そのような選手達の活躍度を
同じ指標で評価できるのが
”WAR(ウォー)”です
「その選手が試合に出場しなかった場合の負け数」を表す指標で
MVPを決める際にも重視されます
今回は2026年シーズンにおける
WARランキングと推移を紹介します
またWARの基本についても解説します
なお歴代MVP受賞回数ランキングは
別記事でまとめましたのでご覧ください
また2025年のWARランキングは
以下の記事をご覧ください
記事の内容
WARの基本知識
WARとは?
WARはWins Above Replacementの略です
日本語で分かりやすく補足すると
「その選手が試合に出場しなかった場合の負け数」を表します
例えば2025年シーズンにおける
大谷選手のfWARは9.4で
リーグ1位の成績を残しました
この場合もしも大谷選手が欠場した場合
チームは9勝を失ったと言えます
つまり大谷選手の活躍は
チーム9勝分と評価されたことになります
レギュラー選手の平均は2.0前後ですので
大谷選手の価値の大きさが良く分かります
以上がWARの簡単な意味です
WARの計算方法(初心者向け)
WARについてもう少し詳しく説明します
WARはざっくりと以下の式で計算されます
WAR(総合貢献)=攻撃貢献+守備貢献+投球貢献+補正値
それぞれの数値について簡単に解説します
攻撃貢献
攻撃貢献は打撃と走塁の合計値と考えます
打撃貢献
平均的な打者と比較して
増加させた得点数(wRAA)を用います
これに球場の補正を加えて攻撃貢献とします
球場によって得点の難易度が異なるためです
走塁貢献
平均的な走者と比較して
増加させた盗塁による進塁数(wSB)と
ベースランニングによる進塁数(UBR)を合わせて評価します
守備貢献
守備範囲の広さや肩の強さ
送球の正確性などを考慮した
守備の総合指標であるUGRを用います
ただしキャッチャーについてのみ
盗塁阻止率等を考慮した数値を使用します
投球貢献
守備の影響を排除した失点率(tRA)を用います
また投手としての役割(先発・中継ぎ)や
本拠地登板・敵地登板の影響も考慮されます
補正値
守備位置補正
守備位置による公平性を保つ補正値です
以下の順で守備の難易度が高いと考えられ
補正値も高く設定されます
キャッチャー>ショート>センター>セカンド>サード>ライト>レフト>ファースト>DH
代替水準対比補正
統計的な補正値です
野球の能力とは無関係の数値ですので
ここでは解説を割愛させていただきますが
打席数に比例する数値ですので
打席が多いほど数値は良くなります
登板イニング数にも比例します
WARの注意点
WARは選手の能力を評価する指標ではなく
チームへの貢献度を評価する指標です
出場試合数が多くなるほど
WARが上昇することからも明らかですね
また以下のような弱点も指摘されています
決まった計算方法が無い
現状でWARの計算方法は定まっていません
例えばMLBで一般的に利用されているのは
FanGraphsが算出しているfWARと
Baseball Referenceが算出しているrWARです
それぞれ選手の総合貢献を表す指標ですが
微妙に計算式が異なるため
2つのWARは数値が異なります
WARを議論する際には
fWARとrWARの両方を
参照する必要があります
公平性に議論の余地あり
WARのランキングをみると
投手の評価が低く出る傾向があります
またポジション補正値の設定にも
議論の余地があります
よって選手の総合力を示す指標であるものの
現状では異なるポジションの選手同士を
完璧に比較することは難しいと考えられます
日本プロ野球でも導入されている?
NPBはMLBと比較して
データの活用面で後れをとっています
MLBでは各球場に無数のセンサーを配置し
打球速度・角度や選手の動きなどを記録し
それらのデータを活用するとともに
一般にもそれらを無償で公開しています
日本でもWARを算出する企業が登場し
徐々にWARが浸透していますが
まだまだ発展途上と言えそうです
2025年MVPとWARの関係

MVP投票結果とWARランキングは
概ね一致しています
2025年の例をみても
WARとMVPの相関が強いことが分かります
よってMVPの選出では
WARが重視されると考えられます
2026年最新WARランキング
fWARランキング




FanGraphsが公表する
fWARをまとめました
rWARランキング




Baseball Referenceが公表する
rWARをまとめました
選手の総合貢献を示すrWARの他に
選手の打撃・走塁・守備貢献も掲載しました
rWARとfWARの平均値ランキング

rWARとfWARの平均値から
WAR平均を算出してランキング化しました
選手によっては両指標に差がありますが
順位の傾向は一致しています
ア・リーグMVP候補
アーロン・ジャッジ
所属:ヤンキース
ポジション:外野
MLBの現役最強スラッガーです
2025年は53本塁打・.打率331
OPSはMLB全体トップの1.144を記録し
2年連続ア・リーグMVPを獲得しました
圧倒的なオフェンス能力を武器に
2026年もMVPの大本命です
ボビー・ウィットJr.
所属:ロイヤルズ
ポジション:ショート
MLB現役最強の遊撃手です
2025年はメジャー4年目にして
2年連続シルバースラッガー賞と
ゴールドグラブに輝きました
ア・リーグ最多安打も記録するなど
走攻守でトップレベルの選手です
2026年はジャッジ選手の対抗馬として
さらなる飛躍が期待されます
ガナー・ヘンダーソン
所属:オリオールズ
ポジション:ショート
将来を期待される大型ショートです
2025年は期待を下回る成績で
OPS.787と低迷したものの
キャリアハイとなる30盗塁を記録しました
パワーとコンタクト能力を兼ね備えた
打撃型のショートとして
更なる飛躍が期待される選手です
ナ・リーグMVP候補
大谷翔平
所属:ドジャース
ポジション:先発
世界最高の二刀流選手です
2025年は惜しくも本塁打王を逃したものの
リーグトップとなるOPS1.014で
史上2人目となる3年連続MVPに輝きました
2026年シーズンは投手として
完全復活が期待されており
投打での活躍が予想されます
圧倒的なナ・リーグMVP候補です
ロナルド・アクーニャJr.
所属:ブレーブス
ポジション:外野
MLB屈指のスーパースターです
2025年途中に膝の大けがから復帰し
95試合で21本塁打を記録しました
2023年シーズンには
史上初の40本塁打・70盗塁を記録するなど
パワーとスピードを兼ね備えた選手です
2026年の完全復活が期待されます
フアン・ソト
所属:メッツ
ポジション:外野
若きスーパースターです
2025年は史上最高額でメッツに移籍し
38本塁打・OPS.921を記録しました
さらにキャリアハイの38盗塁もマークし
盗塁王を獲得しました
MVP投票でも3位にランクインするなど
卓越した打撃技術で
期待通りの成績を残しました
2年目となる2026年シーズンでは
さらなる活躍が期待されます
なお歴代契約金ランキングについては
別記事でまとめましたのでご覧ください
最新MVPオッズ
最新のMVPオッズについては
別記事でまとめましたのでご覧ください
まとめ
今回は2026年シーズンにおける
WARランキングをまとめました
大谷・ジャッジ選手については
安定してトップの成績をマークしており
両選手の素晴らしさが分かります
なおドジャースのチーム内WARランキングは
別記事でまとめましたのでご覧ください
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました







