日本人選手の活躍で人気のMLBですが
2025年のホームランダービーが迫っています
例年オールスターゲームの前日に開催され
MLB屈指のパワー自慢達による
熱い戦いが繰り広げられます
2年連続の本塁打王に輝いた大谷選手や
ジャッジ選手の出場にも注目が集まります
今回は2025年シーズンにおける
ホームランダービーの優勝予想を紹介します
またホームランダービーの概要や
歴代王者についても解説します
なお2024年大会の結果は
別記事でまとめましたのでご覧ください
またオールスターゲームの投票結果は
以下の記事をご覧ください
記事の内容
2025年ホームランダービーの概要
日程・開催場所
日程:7月15日 (火) 午前9時 (日本時間)
開催場所:ブレーブス本拠地
賞金
100万ドル(1億5000万円)
参加条件
基本的にはオールスター出場選手から
シーズン中の本塁打数や
ファンからの人気を考慮して
MLB機構から推薦された選手が
ホームランダービーに参加できます
稀にダービーのみに参加する選手もいます
大会ルール

基本的には2024年大会と同様です
各ラウンドでは制限時間に達するか
最大球数に達した時点で
タイムアタックが終了し
ボーナスタイムに移行します
ここでは制限時間無制限で
3アウトになるまで打撃を続けます
本塁打以外の打球はアウトと判定され
見逃しはカウントされません
3アウトになるまでに
425フィート(135m)以上の
特大本塁打を記録することができれば
4アウトになるまで打撃を続けられます
タイムアタックとボーナスタイムでの
本塁打数で勝敗が決まります
本塁打数が同数の場合
本塁打数が並んだ場合には
最長飛距離で勝敗が決まります
2024年は延長戦となりましたが
選手の疲労蓄積に配慮された形となりました
2024年大会の結果
1stラウンド

過去2度の優勝を誇るアロンソ選手や
本塁打を量産していたヘンダーソン選手ら
優勝候補が予選で敗退しましたが
上位陣は接戦となりました
決勝ラウンド

ヘルナンデス選手vsボーム選手の対戦は
ホームラン数が同数となり
延長戦の末ヘルナンデス選手が勝利し
勢いそのままに初優勝を飾りました
ドジャース所属の選手としても
初優勝となりました
ホームランダービー歴代王者

アロンソ選手は連覇を果たしており
MLB屈指のパワーヒッターとして知られます
大谷選手は2021年大会に出場しましたが
1回戦でソト選手に惜敗しました
ジャッジ選手は2017年のみの出場ですが
見事に優勝を果たしており
出場となれば優勝の大本命です
2025年ダービー出場者(随時更新)

ロナルド・アクーニャJr.
所属:ブレーブス
ポジション:外野
MLB屈指のスーパースターです
2023年のナ・リーグMVPで
40本塁打70盗塁を達成したスラッガーです
2024年シーズンは膝の大けがによって
ほとんどの試合を欠場しましたが
2025年に復帰を果たすと
驚異的なペースで本塁打を量産しました
自身3度目の出場が内定していましたが
怪我の影響により欠場が決まりました
カル・ローリー
所属:マリナーズ
ポジション:キャッチャー
大ブレイク中のスラッガーです
2021年に強打の捕手としてデビューし
圧巻のパワーで本塁打を量産しています
特に2025年は開幕から絶好調で
ジャッジ選手と本塁打王を争うなど
MLB全体の本塁打ランキングで
上位をキープしています
ホームランダービーは初出場です
ジェームズ・ウッド
所属:ナショナルズ
ポジション:外野
将来を期待される大型外野手です
2024年にデビューした若手で
200センチ超のフィジカルを誇ります
圧倒的なパワーはジャッジ選手を彷彿とさせ
将来のスター候補とされています
2025年は開幕から主軸を務めて
ホームランを量産しており
初のオールスター出場と
ホームランダービー出場が決定しました
バイロン・バクストン
所属:ツインズ
ポジション:外野
ツインズが誇るスター選手です
卓越した身体能力を武器として
走攻守で高い能力を有します
パワーヒッターのイメージは少ないものの
2025年シーズンはキャリアハイを
上回るペースで本塁打を量産しています
ホームランダービーは初出場です
オニール・クルーズ
所属:パイレーツ
ポジション:外野
将来のスーパースター候補です
身長200センチのフィジカルと
圧巻の身体能力を有する選手で
走攻守で高い能力を有します
打球速度やスイングスピードは
MLBトップクラスで
粗削りながら驚異的なパワーを誇ります
ホームランダービーは初出場です
ジュニオール・カミネロ
所属:レイズ
ポジション:サード
レイズの若きスター候補です
2023年にデビューした若手ですが
圧巻の身体能力で
ハイレベルなパフォーマンスを発揮します
2025年は初のメジャー定着となり
開幕から本塁打を量産しています
スイングスピードはMLBトップクラスで
今後の活躍が期待されます
ホームランダービーは初出場となります
ブレント・ルッカー
所属:アスレチックス
ポジション:DH
アスレチックスの主砲です
2023年にブレイクを果たしたスラッガーで
2024年には39本塁打を記録しました
DH部門でシルバースラッガー賞に輝くなど
強打者として頭角を現しました
2025年も開幕から好調で
本塁打を量産しています
ホームランダービーは初参加です
ジャズ・チザムJr.
所属:ヤンキース
ポジション:内野
若手ユーティリティ選手です
内外野を守ることができる守備力と
パンチ力が魅力の選手です
MLB選手としては小柄ですが
2024年には24本塁打を記録し
2025年シーズンも本塁打を量産しています
ホームランダービーは初出場となります
マット・オルソン
所属:ブレーブス
ポジション:内野
2023年に54本塁打を記録した強打者です
2023年は本塁打・打点の2冠に輝くなど
大ブレイクの年となりましたが
それ以外のシーズンでも
30本塁打以上を幾度となく記録しました
逆方向への本塁打が多く
MLB屈指のスラッガーです
欠場が決まったアクーニャJr.選手の
代替選手として出場が決まりました
2025年大会優勝者予想
参照した指標
ダービーの優勝者を予想するにあたり
2024年に優勝したT.ヘルナンデス選手や
準優勝したウィットJr.選手らの
2024年シーズンにおける指標を調査しました
その結果”Barrel%”の打撃指標において
両選手共に好成績を残していました
Barrel%とは打球の質を表す指標です
打球の速度と角度が
ある基準を超えた打球を
Barrelゾーンに入った打球と定義します
Barrel%とは質の良い打球を打つ割合です
決勝トーナメントに出場した4選手の
”Barrel%”と出場選手内の順位は
以下の図に示す通りです

ボーム・ラミレス選手の”Barrel%”は
出場選手の中で下位でしたが
今回の優勝者予想では
”Barrel%”を参照することとしました
Barrel%のランキング

7月9日時点でのMLB全体における
Barrel%のランキングを掲載しました
MLBを代表する強打者が並んでいますが
大谷・ジャッジ選手らは欠場を表明済みです
そんな中でパイレーツの若手有望株である
クルーズ選手が1位となりました
身長200センチの大型選手で
圧巻の打球速度を誇るスラッガーです
ホームランダービー優勝者予想

Barrel%のランキングと
レギュラーシーズンでの活躍から
本命・対抗馬の3選手を選出しました
本命は2025年に大ブレイク中で
強打のキャッチャーである
ローリー選手としました
典型的なホームランバッターで
軽々と本塁打を放つ姿や
若さによるスタミナが強みです
対抗馬はBarrel%ランキングで
MLBトップクラスに位置する
クルーズ選手としました
打球速度ランキングやスイングスピードでも
MLBトップクラスの選手ですので
大爆発が期待できます
また期待の若手スラッガーで
圧巻のフィジカルとパワーで
開幕から本塁打を量産する
ウッド選手にも優勝の可能性があります
出場選手中最年少ですので
爆発力にも期待がもてます
2025年大会結果


大方の予想通りマリナーズで
前半戦MLBトップの38本塁打を記録した
ローリー選手が初優勝を飾りました
なお捕手として初の王者となりました
予選1位通過で156mの飛距離を記録した
クルーズ選手ですが
惜しくもローリー選手に敗れました
まとめ
今回は2025年シーズンにおける
ホームランダービーの出場者と
優勝予想を紹介しました
オールスター前夜の激闘に大注目です
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました