日本人選手の活躍で人気のMLBですが
NPBと比較して選手の移動が活発です
2024年オフにも多くのスター選手が移籍し
各チームが翌年の戦力を整備しました
中には長期の大型契約が見込まれたものの
契約内容で折り合いがつかず
単年契約を結んだ選手達も存在しており
2025年オフの選手達の動向が注目されます
今回は2025年シーズン終了後に
FA移籍が注目される選手を紹介します
野手・投手それぞれに対して
ランキング形式でまとめていきます
なお2024年オフの移籍については
以下の記事をご覧ください
また2025年シーズンのWARランキングが
別記事でまとめましたのでご覧ください
FA移籍の基本
FAとは
Free Agent(フリーエージェント)の略です
契約期間中において選手の保有権は
所属チームにあるため
選手が他チームと交渉することはできません
しかしFAとなった場合は
他チームとの契約交渉が可能となり
合意すれば移籍することができます
FAとなるタイミング
- 契約満了時
- FA権取得時(デビュー後6年経過)
契約期間が終了した選手は
最終年のオフにFAとなります
またメジャーデビューの後
6年間に相当するプレー期間を終えると
自動的にFAとなります
大型契約と単年契約
スター選手がFAとなる場合には
長期契約を結ぶケースが多いですが
納得する条件が提示されない場合
一旦単年契約(短期契約)を結んで
翌年に再度長期契約を結ぶケースもあります
これにより契約額の大幅アップを狙えますが
逆に成績を落とすと
契約額がダウンするリスクもあります
2025年オフのFA選手ランキング(野手)

1位 カイル・タッカー(外野)
2025年所属:カブス
MLBを代表する若きスター選手です
若くしてアストロズの主力選手となり
黄金期を支えたスラッガーです
これまで打点王やゴールドグラブなど
数々のタイトルを獲得してきました
広角に長打を放つパワーに加えて
走力や守備力もハイレベルな万能選手です
2024年オフにFAとなり
カブスと単年契約を結びました
2025年は長期の大型契約が見込まれ
ドジャースを含めた争奪戦が予想されます
2位 アレックス・ブレイグマン(サード)
2025年所属:Rソックス
MLB屈指の三塁手です
タッカー選手と同じく
若くしてアストロズの主軸を担い
シルバースラッガー・ゴールドグラブなど
数々のタイトルを獲得してきました
攻守で高いパフォーマンスを示す
バランスの良い選手です
2024年オフにFA権を取得して
Rソックスと単年契約を結ぶと
期待通りの活躍でチームを支えました
2025年オフには大型契約が予想され
争奪戦が展開される見込みです
3位 カイル・シュワバー(DH)
2025年所属:フィリーズ
MLB屈指のホームランバッターです
2022年のホームラン王であり
通算300本塁打を達成したスラッガーです
コンタクト率は低いものの
圧倒的なパワーを武器とし
広角に本塁打を量産します
打率は低いものの四球が多いため
高いOPSをマークする選手です
2025年は大谷選手と本塁打王を争うなど
キャリアハイとなる成績で
50本塁打以上を記録しました
DH専任ですが高い打撃能力によって
争奪戦が予想されます
4位 ボー・ビシェット(ショート)
2025年所属:ブルージェイズ
強打のショートです
2025年にFA権を取得する若手ですが
ブルージェイズの正遊撃手として
チームを牽引してきました
守備や走塁は平均的ですが
例年.300以上をマークする選手で
本塁打も期待できる強打が魅力です
5位 ピート・アロンソ(ファースト)
2025年所属:メッツ
MLBを代表するパワーヒッターです
メッツ生え抜きのスラッガーとして
ルーキーイヤーに53本塁打を放ち
見事本塁打王に輝きました
圧倒的なパワーを武器に
広角に本塁打を量産する打者です
例年高いOPSをマークするなど
抜群のオフェンス能力を有します
2024年オフにFA権を取得しましたが
メッツとの単年契約を結びました
2025年は前年を上回る活躍をみせており
大型契約が期待されています
6位 コディ・ベリンジャー(外野)
2025年所属:ヤンキース
打撃力が魅力のスラッガーです
2017年にドジャースでデビューすると
39本塁打を記録して新人王に輝きました
2019年にはシーズンMVPにも輝くなど
若くからスターとして活躍しました
その後やや成績は低迷したものの
持ち前の長打力は健在で
守備・走塁面でも優秀な成績を残しています
2024年オフにカブスからヤンキースに
トレード移籍となりました
2025年は好調を維持しており
大型契約が期待されています
7位 エウヘニオ・スアレス(サード)
2025年所属:マリナーズ
パワーが魅力の強打者です
MLB通算300本塁打を誇るスラッガーで
安定して30本塁打以上をマークします
2025年はDバックスで開幕したものの
シーズン途中でトレード移籍しました
2025年シーズンは好調を維持しており
キャリアハイの49本塁打に迫る活躍で
市場価値を上昇させています
2025年オフのFA選手ランキング(先発投手)

1位 フランバー・バルデス(先発)
2025年所属:アストロズ
MLBを代表する先発左腕です
強豪アストロズのエースを務め
5年連続2桁勝利を記録するなど
安定した投球でチームを支えます
MLB平均程度の球速ながら
シンカー主体に打たせて取る投球が特徴です
アウトのほとんどをゴロアウトが占める
典型的なグラウンダーピッチャーです
例年長いイニングを消化しており
イニングイーターとしての役割も果たします
2025年オフにFA権を取得しますが
大争奪戦が予想されています
2位 ブランドン・ウッドラフ(先発)
2025年所属:ブリュワーズ
最速160キロの剛腕です
直球とシンカーを主体として
球威で打者を圧倒する投手です
高い制球力も兼ね備えており
高い奪三振能力を誇ります
一方で2023年に受けた
右肩の手術の影響で
球速の低下が指摘されています
2025年は復帰1年目となりますが
登板を重ねるごとに球速が上昇しており
完全復活が期待されています
2025年オフにFA権を取得するため
争奪戦が予想されます
3位 レンジャー・スアレス(先発)
2025年所属:フィリーズ
技術力が武器の技巧派左腕です
強豪フィリーズのローテの一角で
MLB平均を下回る球速ながら
高い制球力と多彩な変化球を主体とする
安定した投球が持ち味の投手です
また守備力に定評があり
タイトルの獲得経験があります
2025年も安定した投球で2桁勝利を達成し
シーズンオフにFA権を取得するため
争奪戦が予想されています
4位 ザック・ギャレン(先発)
2025年所属:Dバックス
Dバックスのエース右腕です
2023年から3年連続開幕投手を務めるなど
チームを代表する先発投手です
伸びのある直球を軸として
質が高く多彩な変化球を武器に
安定して勝ち星を重ねる投手です
2022年から4年連続2桁勝利を達成し
怪我による離脱も少ないため
チームへの貢献度が高い点も魅力です
2025年オフにFA権を取得するため
争奪戦が予想されます
5位 ディラン・シース(先発)
2025年所属:パドレス
高い奪三振能力を誇る剛腕です
2024年はパドレスのエースとして
ノーヒットノーランを達成するなど
存在感を発揮しました
最速161キロの剛速球に加えて
スライダーも多投します
2球種が投球の大半を占めるものの
球威で打者を圧倒するスタイルです
2025年オフにFA権を取得するため
争奪戦が展開される見込みです
6位 マイケル・キング(先発)
2025年所属:パドレス
2024年にブレイクした好投手です
2023年まではヤンキースのリリーフとして
安定した投球を続けていましたが
2023年オフにパドレスに移籍すると
先発へ転向しました
すると13勝・防御率2.95をマークするなど
高い適正を示し存在感を発揮しました
先発転向後は球威で勝負するスタイルから
シンカー・チェンジアップ・スイーパーなど
豊富な球種をバランスよく操り
打者を打ち取っています
7位 クリス・バシット(先発)
2025年所属:ブルージェイズ
経験豊富なベテラン右腕です
2021年から5年連続2桁勝利を記録し
2023年には最多勝に輝くなど
安定した投球が武器の投手です
MLB屈指の球種の多さが特徴で
シンカーと変化球を軸に
打たせて取る投球スタイルです
ベテラン投手ですが怪我が少なく
長いイニングを消化できる点も魅力です
2025年は契約最終年となり
年齢的なアドバンテージはありませんが
即戦力の先発投手として注目されます
2025年オフのFA選手ランキング(リリーフ)

1位 エドウィン・ディアス(リリーフ)
2025年所属:メッツ
MLBを代表する剛腕クローザーです
2018年セーブ王であり
最優秀救援投手賞にも2度輝いた
球界を代表するリリーフです
サイドスローに近いフォームから
最速165キロの速球と
高速スライダーを操ります
圧倒的な奪三振能力を誇っており
例年安定した成績を残しています
2025年が契約最終年となるため
争奪戦が予想されます
2位 ライアン・ヘルズリー(リリーフ)
2025年所属:メッツ
MLB屈指の剛腕投手です
2024年のセーブ王で
カージナルスの守護神として活躍しました
最速167キロ超の球速は
MLB歴代上位にランクインしており
スピードボールで打者を打ち取ります
2025年シーズン途中に
メッツへトレード移籍しましたが
シーズンオフにFA権を取得するため
移籍の動向が注目されています
なおMLBの歴代球速ランキングは
別記事でまとめましたのでご覧ください
3位 ロバート・スアレス(リリーフ)
2025年所属:パドレス
日本でも活躍した剛腕投手です
NPBでは阪神の守護神をつとめ
その後パドレスの守護神として活躍しました
最速163キロの剛速球を軸に
高い奪三振率を誇ります
また制球も安定しているため
大崩れする試合が少ない投手です
2025年は契約最終年となり
移籍の動向に注目が集まります
4位 ライセル・イグレシアス(リリーフ)
2025年所属:ブレーブス
経験豊富なベテランリリーフです
強豪ブレーブスの守護神として
安定した成績を残してきました
ベテランとなった現在では
球速がMLB平均程度であるものの
直球とシンカーを組み合わせ
チェンジアップで緩急をつけることで
高い奪三振能力を維持しています
2025年は契約最終年となり
年齢的なアドバンテージはありませんが
移籍の動向が注目されます
まとめ
今回は2025年シーズン終了時における
FA選手ランキングを紹介しました
2026年シーズンに向けて
各チームが戦力補強に動くことが予想され
争奪戦が展開される可能性があります
日本人選手のMLB移籍候補については
別記事でまとめましたのでご覧ください
ここまでおつきあいいただき
ありがとうございました