大谷選手の活躍で人気のMLBですが
2024年のプレーオフは大盛況でした
ドジャースが世界一に輝き幕を閉じましたが
2025年も大激戦の末
ドジャースが球団史上初となる
ワールドシリーズ連覇を達成しました
今回は2025年シーズンにおける
ポストシーズン結果をまとめます
またレギュラーシーズンにおける
チーム順位の推移や
プレーオフ進出の仕組みについて解説します
なお2024年のプレーオフ結果は
別記事でまとめましたのでご覧ください
また歴代ワールドチャンピオンについては
以下の記事をご覧ください
記事の内容
MLBの球団数

MLBはアメリカンリーグと
ナショナルリーグの2リーグ制で
各リーグは3地区(西・中・東)に分かれ
各地区には5球団が所属しています
よって全30球団によって
レギュラーシーズンが戦われます
大谷選手の所属するドジャースは
ナ・リーグ西地区に属しています
MLBプレーオフの基本
MLBプレーオフの仕組み

各リーグでのプレーオフ進出条件は
- 地区優勝の3球団
- 3球団を除いたチームのうち勝率の高い3チーム(ワイルドカード)
順位は勝率によって決まりますので
地区優勝を果たしたチームの中でも
勝率が高い球団は有利な組み合わせで
プレーオフを戦うことができます
一方で同地区に強力なチームが所属し
地区優勝が難しい場合でも
ワイルドカード(WC)枠で
プレーオフに進出することが可能です
各球団にとしては
高い勝率を目指すことが重要です
最後には各リーグの優勝球団同士が対戦し
世界一のチームを決定します
これがワールドシリーズです
なおWC争いで2チームの勝率が並んだ場合は
直接対決の勝率が高いチームが
プレーオフに進出します
3チームの勝率が並んだ場合には
3チームの直接対決の結果が重視されます
MLBプレーオフの試合数


プレーオフでは最大22試合が予定され
レギュラーシーズンで162試合を戦い抜いた
選手達にとっては過酷な戦いとなります
そのためシーズン中から
プレーオフを見据えた選手起用が重要です
2025年MLBポストシーズンの日程

*全て日本時間
レギュラーシーズンは
日本時間の9月29日(月)に終了予定で
日本時間の10月1日(水)に
ポストシーズンが開幕します
2025年プレーオフトーナメント表と順位推移
ア・リーグ

地区首位チームの勝率推移

ワイルドカード争いと残り試合数


ナ・リーグ

地区首位チームの勝率推移

ワイルドカード争いと残り試合数


ワールドシリーズ優勝オッズ

MVP・サイヤング賞・新人王オッズは
別記事でまとめましたのでご覧ください
MLB全体チーム成績順位
ア・リーグ

ナ・リーグ

注目チーム(ア・リーグ)
ヤンキース
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所属:ア・リーグ 東地区
2024年のア・リーグ覇者です
言わずと知れた名門球団で
主砲のジャッジ選手や
エースのコール投手など
豪華メンバーが名を連ねます
2024年オフには積極的な補強を重ねて
左腕エースのフリード投手や
ゴールドシュミット・ベリンジャー選手ら
実力者を多数獲得しました
開幕から圧倒的な強さをみせたものの
後半戦はやや失速ぎみです
しかし7月の大型トレードによって
リリーフ陣を主体にチームを補強し
選手層の厚さは群を抜いています
2025年のア・リーグ連覇が期待されます
ブルージェイズ
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所属:ア・リーグ 東地区
超強力打線が売りのチームです
長年地区下位に沈むことが多く
2024年は最下位に甘んじたチームです
2024年のオフには
チーム再編の動きがみられましたが
2025年シーズンは開幕から
前年不振に陥った選手らが活躍し
主軸のゲレーロJr.選手や
スプリンガー・ビシェット選手らが
強力打線を牽引しました
その結果地区首位をキープするなど
事前の予想を大きく裏切る形で
ア・リーグ東地区の優勝候補に躍り出ました
注目チーム(ナ・リーグ)
ドジャース
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所属:ナ・リーグ 西地区
2024年のワールドチャンピオンです
地区では過去12年間で11度の優勝を果たし
近年はプレーオフの常連です
豊富な資金力と育成システムで
毎年圧倒的な戦力を整えます
2024年オフも補強の手を緩めず
サイヤング賞投手のスネル選手や
ロッテの佐々木朗希投手など
数々の実力者でチームを補強しました
開幕から怪我人が続出しているものの
地区首位をキープしており
2025年もワールドチャンピオンの大本命です
ブリュワーズ
所属:ナ・リーグ 中地区
ナ・リーグ中地区の強豪です
プレーオフの常連球団ですが
2025年は好調をキープしており
若い主力選手の活躍で
MLB全体順位で上位をキープしています
8月には球団史上最高記録となる
14連勝を達成するなど
最も勢いのあるチームです
チームの特徴や主力選手については
別記事でまとめましたのでご覧ください
パドレス
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所属:ナ・リーグ 西地区
ドジャース最大のライバルです
ドジャースとは同地区のライバルで
2024年シーズンでは激闘を演じました
豊富な資金力で多くのスター選手を揃え
タティスJr.・メリル選手ら若手や
マチャド・ダルビッシュ選手ら
MLB屈指の人気選手が所属しています
2024年オフには大型補強をせず
2025年シーズンの戦力が不安視されましたが
開幕から地区2位をキープし
7月のトレード市場では
大型トレードを連発し
ミラー・ロレアノ選手らを補強しました
後半戦の猛追に注目です
カブス
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所属:ナ・リーグ 中地区
今永・鈴木選手が所属する強豪です
ここ数年は成績が低迷していますが
若手選手が育っており
トッププロスペクトの在籍数はMLB屈指です
他にも実力者揃いのメンバーで
中堅と若手のバランスが良いです
2024年オフにはアストロズから
タッカー選手を獲得しました
開幕からPCA選手がMVP級の活躍で
攻守でチームを盛り立てており
鈴木・今永選手もチームの主軸として
活躍を続けています
主力選手一覧とチームの特徴については
以下の記事をご覧ください
MLB全体の順位


各地区・リーグの特徴や過去の順位ついては
別記事でまとめましたのでご覧ください
2025年ポストシーズン結果
2025年プレーオフ結果


2025年ワールドシリーズ結果


近年稀にみる大激戦の末に
ドジャースがWS連覇を達成しました
ワールドシリーズMVPには
第2戦で1失点完投勝利を挙げ
負ければ敗退の第6戦では
6回1失点の好投を見せた上に
第7戦で中0日登板を果たし
見事2.2回を無失点に抑えて勝利した
山本投手が選出されました
最終成績は3試合の登板で
17回2/3イニング・3勝・防御率1.02でした
第1戦(スコア:4-11)
ポストシーズンで好投を続けていた
スネル投手が初戦を任されましたが
リリーフ陣を含めた投手陣が打ち込まれ
大量失点を喫しました
打線は2点を先制するなど
好調な滑り出しを見せましたが
相手先発のルーキー・イェサベージ投手や
好調の相手リリーフ陣を打ち崩せず
7回に大谷選手の2ランで反撃しましたが
大差での敗戦となりました
第2戦(スコア:5-1)
先発の山本投手が素晴らしい投球で
9回1失点無四球完投勝利を挙げました
ポストシーズンでは2試合連続の完投で
24年ぶりの偉業達成を果たしました
打線はスミス・マンシー選手らが
ソロ本塁打を放ち
盤石の試合運びで勝利しました
第3戦(スコア:6x-5)
延長18回におよぶ死闘の末
フリーマン選手のサヨナラ本塁打で
ドジャースが勝利しました
大谷選手は歴史的な活躍をみせ
2本の本塁打と2本のツーベースに加えて
5四球を選ぶ大活躍で
史上初となる1試合9出塁を記録しました
結果は4打数4安打3打点2本塁打5四球で
伝説的な活躍をみせました
両者ほぼ全ての投手を使い果たした試合で
一歩も譲らない激闘でした
第4戦(スコア:2-6)
前日の延長18回を戦った
大谷選手が先発を務めました
粘りの投球をみせましたが
7回途中でにピンチを作った場面で
リリーフにマウンドを譲りました
結局ピンチを脱することができずに
6回4失点6奪三振の結果となりました
打線は相手先発のビーバー投手や
好調のリリーフ陣を打ち崩すことができず
シリーズ2敗目を喫しました
第5戦(スコア:1-6)
スネル投手が2戦目の先発マウンドに立ち
7回途中まで粘りの投球をみせましたが
ブルペン陣がピンチを脱することができずに
6.2回5失点で敗戦投手となりました
相手先発のルーキー・イェサベージ投手は
歴史的な投球で7回1失点12奪三振を記録し
WSでの新人記録を塗り替えました
またゲレーロJr.選手が2戦連発となる
ソロホームランを放つなど
投打で圧倒したブルージェイズが
2連勝を飾りました
第6戦(スコア:3-1)
負ければWS敗退が決まる大一番で
山本投手が先発マウンドを託されました
期待通りの支配的な投球で
6回1失点6奪三振でマウンドを降りると
ロブレスキー・佐々木・グラスノー投手が
無失点リレーをみせました
打線は不調のベッツ選手が
2点タイムリーを放つなど活躍しました
最終回にはブルージェイズが
一打同点のチャンスを作りましたが
キケ選手のスーパープレーが飛び出し
ダブルプレーで試合を締めくくりました
結果6年ぶりとなる
WS第7戦の開催が決定しました
第7戦(スコア:5-4)
ワールドチャンピオンが決まる
運命のWS最終戦は
大谷投手とシャーザー投手が
先発投手を務めました
大谷選手はビシェット選手に3ランを浴び
3回途中でマウンド譲りました
序盤で厳しい状況となったドジャースですが
エドマン選手らの犠牲フライや
マンシー選手のソロ本塁打で
得点を積み重ねていきました
大谷選手の後を引き継いだ
ロブレスキー・グラスノー・シーハン投手が
気迫の投球で粘りを見せて
8回のピンチではスネル投手が
中2日で火消しに成功しました
先発投手陣の決死のリレーに呼応するように
1点ビハインドの9回表1死走者無しから
9番ロハス選手の起死回生のソロ本塁打で
4対4の同点に追いつきました
9回裏のサヨナラのピンチでは
まさかの前日6回を投げた山本投手が
中0日でマウンドに上がり
1死満塁のサヨナラのピンチを
見事に切り抜けました
ロハス・パヘス選手の
2連続超ファインプレーにも助けられました
11回表2アウトからは
スミス選手の勝ち越しソロ本塁打が飛び出し
11回裏には続投した山本投手が
1死1,3塁のサヨナラのピンチを招きましたが
カーク選手をダブルプレーに打ち取り
悲願のWS連覇を達成しました
まとめ
今回は2025年シーズンにおける
ポストシーズン結果と
チーム順位の推移を紹介しました
ドジャースは2024年に引き続き
ワールドチャンピオンに輝き
球団史上初の連覇を達成しました
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました












