大谷選手の活躍によって大人気のMLBですが
同じく日本人メジャーリーガーの千賀投手が所属しているのが
ナ・リーグ東地区のニューヨーク・メッツです
ここ数年は莫大な資産をもつオーナーの意向によって
積極的に有名選手を補強することで有名です
その結果チームには豪華な顔ぶれが並び人気の高いチームです
今回はメッツの主力選手についてまとめていきます
また歴代地区順位や過去に在籍した日本人選手についても紹介します
記事の内容
ナ・リーグ東地区のチーム紹介
ナ・リーグ東地区では過去ブレーブスが圧倒的な強さを見せており
断トツの地区優勝回数を誇ります
ライバル球団のフィリーズは例年ブレーブスとの優勝争いを繰り広げています
一方その他のチームは2強の勢いに押されて地区下位に甘んじるシーズンが目立ちます
過去11年間の地区順位
最近ではブレーブスが6年連続で地区優勝を果たすなど1強状態が続いてきました
2024年はフィリーズが悲願の地区優勝を果たし、ブレーブスの連覇を阻止しました
今回ご紹介するメッツは2015年に地区優勝を果たし
ワールドシリーズまで勝ち進みましたが惜しくも敗退しました
しかしそれ以来は優勝どころか地区下位に沈むシーズンも少なくありません
2021年シーズンからは球団オーナーが変わり
莫大な資金でチームの強化がなされています
メッツの主力選手(打者)
フランシスコ・リンドーア(ショート)
メッツが誇るスーパースターです
シルバースラッガー賞やゴールドグラブ賞を複数回受賞するなど
走攻守においてMLBトップレベルの能力をもちます
ショートの守備範囲の広さは球界屈指ですが
その一方で本塁打や盗塁数も稼げる選手です
ピート・アロンソ(ファースト)
MLB屈指のパワーを誇るスラッガーです
ルーキーイヤーには53本の本塁打を放ちホームラン王に輝きました
これはMLB新人選手の最多本塁打記録でその後もホームランを量産しています
ホームランダービーでは過去2度の優勝を果たすなど長打力はMLBトップクラスです
J.D.マルティネス(DH)
経験豊富なベテランスラッガーです
過去にはMLBで最も優れた打者に与えられるハンクアーロン賞を獲得しました
2023年まではドジャースのDHとして活躍していましたが
2024年よりメッツに移籍しています
高い打撃技術を誇るDH専門のスラッガーで
長打力はもちろんのことハイアベレージを記録できる選手です
フランシスコ・アルバレス(キャッチャー)
2023年のプロスペクトランキング3位の若手捕手です
2022年シーズン終盤にデビューしました
高い守備力もさることながらパンチ力のある打撃も持ち味です
まだまだ若い選手ですが既にメッツの正捕手として活躍しており
今後のさらなる成長が期待できる選手です
メッツの主力打者(投手)
千賀 滉大(先発)
日本代表のエースも務めた本格派右腕です
育成出身者として初のメジャーリーガーですが
落差の大きいフォークボールが代名詞で
160キロを超えるストレートとのコンビネーションにより高い奪三振率を誇ります
ルイス・セベリーノ(先発)
最速163キロを誇る剛腕投手です
先発投手としてはMLBトップクラスの球速で
長年ヤンキースのエース候補として活躍してきました
2023年オフにFAとなり2024年からメッツでプレーしています
変化球の精度には課題が残る投手ですが
好調の時には手の付けられない投手です
ショーン・マイアナ(先発)
サイドスローの変則左腕です
球速は遅いものの手元で沈むツーシームを武器に打者を打ち取ります
例年安定して勝ち星を積み重ねる投手ですが
特に2024年シーズンはチームトップの12勝を挙げてチームに貢献しました
デビッド・ピーターソン(先発)
2024年にブレイクを果たした技巧派左腕です
ツーシームと多彩な変化球を武器にゴロの山を築きます
これまで目立った成績を収めてこなかった投手ですが
2024年には10勝を挙げる活躍を見せました
エドウィン・ディアス(リリーフ)
メジャーを代表する現役最強クラスのクローザーです
最多セーブをはじめとする数々のタイトルを獲得してきました
サイドスローに近いスリークォーターから
最速165キロの直球を軸に打者を圧倒します
さらに高速で縦に落ちるスライダーで高い奪三振率を誇ります
2023年WBCではプエルトリコ代表として出場しましたが
試合終了後に歓喜のあまりマウンドで飛び跳ねた際に膝に全治8か月の大けがを負いました
そのような背景もあり試合終了時にはマウンドで飛び跳ねないように感情を爆発させます
チームのスタイル
多様なタイプの先発投手陣を軸とした安定した試合運びが持ち味です
リリーフ陣は手薄な印象を受けますがメジャー屈指のクローザーである
ディアス投手が最終回を締めます
全体的に打たせて取る投手が多く守備陣も安定しています
打撃陣はリンドーア・アロンソ・マルティネス選手を軸として
派手さは無いですが粘りの攻撃が持ち味です
チャンスで一気に畳みかける爆発力も魅力です
過去に在籍した日本人選手
- 吉井理人
- 野茂英雄
- 新庄剛志
- 小宮山悟
- 松井稼頭央
- 石井一久
- 高津臣吾
- 高橋尚成
- 五十嵐亮太
- 松坂大輔
- 青木宣親 など
メッツに所属した日本人でインパクトを残したのは
阪神や日ハムで活躍した新庄選手です
当時は日本人メジャーリーガーが現在ほど一般的ではなかったですが
イチロー選手とともにMLBに挑戦して存在感を発揮しました
また松井稼頭央選手などの当時のNPBで大活躍だった選手達が多く在籍してきました
残念ながらメジャーに定着して長年活躍した選手はいませんでしたが
日本人にはなじみ深い球団と言えます
まとめ
今回はナ・リーグ東地区のニューヨーク・メッツについて紹介しました
過去地区下位に沈むことが少なくなかったチームですが
オーナーの交代によって最近では積極補強が目立っており
徐々にチームの力も増しています
日本人投手の千賀投手が所属する球団でもありますので今後の動向が楽しみです
ここまでお付き合いいただきありがとうございました