日本人選手の活躍で人気のMLBですが
大差のついた試合終盤に
野手が登板するケースが目立ちます
NPBではあまり一般的では無いため
不思議に感じる方も多いかもしれません
今回はメジャーリーグにおける
野手登板のルールについてまとめます
他にも暗黙のルールや
メジャーで野手登板が多い理由も解説します
なおMLB特有の戦略として知られる
ブルペンデーについては
別記事でまとめましたのでご覧ください
またMLBのインターリーグについては
以下の記事をご覧ください
記事の内容
野手登板の基本
野手登板とは
文字通り”野手”が登板することです
試合に出場できるのは
26人枠に登録された選手のみです
これをアクティブロースターと呼びます
各選手がシーズンで初めて
アクティブロースターに登録される際に
球団は選手区分を決定する必要があり
選手は”野手”・”投手”・”二刀流”の
3区分のどれかに登録されます
なおシーズン中の登録変更は不可です
余談ですが26人枠に登録できる
”投手”は13人以内とされています
野手登板のルール(条件)
- 8点以上リードされている
- 10点以上リードしている
- 延長戦
上記3つのいずれかのケースでのみ
野手登板が認められます
つまり上記以外のケースでは
野手登録された選手の登板は不可です
暗黙のルール
- 6回以降のバント・盗塁の自重
- 0-3からのスイング
大差でリードしているチームには
暗黙のルールが適用されます
野手登板のケースでは
必然的に大差のゲーム展開ですので
暗黙のルールに則ったプレーが求められます
このルールを無視した場合には
報復死球等のペナルティーを受ける
可能性が高まるので注意が必要です
MLBで野手登板が多いのはなぜ?(考察)
リリーフ投手の負担軽減
MLBでは年間162試合が予定されており
レギュラーシーズンは
3月末から9月末まで続きます
その後ポストシーズンが開幕し
1か月間の過密日程で
ワールドチャンピオンが決まります
NPBの年間143試合と比較すると
スケジュールが非常にタイトで
選手への負担が大きいため
適度に選手に休養を与える必要があります
そのため勝敗が決した試合では
リリーフ投手の温存を目的として
野手を登板させるケースが多いです
ファンサービス
観客によっては勝敗が決した試合は
退屈に感じられることでしょう
そこで野手を登板させることで
観客を楽しませることができます
まとめ
今回はメジャーリーグの
野手登板について解説しました
日本では一般的ではないですが
MLBではリリーフ投手の温存や
ファンサービスを目的として
しばしば野手が登板します
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました