日本人選手の活躍で人気のMLBですが
2025年のシーズンの戦いが始まり
各地区で激しい戦いが繰り広げられています
地区優勝を狙えるチームは
7月末のトレード期限までに
トレード補強で戦力を整えることでしょう
MLBでは毎年トレード期限間近に
多くのスター選手達がトレード移籍します
今回は2025年シーズン中の移籍が噂される
有名選手をまとめていきます
さらにトレードの基本や期限についても
解説していきます
なお2024年シーズン中に成立した
大型トレード案件は別記事で紹介しています
また大谷選手が所属するドジャースへの
トレード移籍が噂されるスター選手は
以下の記事でまとめました
記事の内容
トレード移籍の基本
トレードとは?
球団同士の戦力強化のために
選手を交換することです
金銭と選手の交換も行われます
なお契約次第ですが
選手の意思と関係なく移籍が成立します
2025年のトレード期限
8月1日(金)午前7時(日本時間)
例年では期限直前に
多くのトレードが成立します
トレードの種類
交換トレード
最も一般的なのが交換トレードです
2球団の間で選手同士の交換を行います
金銭トレード
次に一般的なのは金銭トレードです
買い手側が売り手側に金銭を支払うことで
選手を獲得することができます
三角トレード
稀に三角トレードが行われます
3球団による選手の交換です
無償トレード
稀に無償トレードが行われます
売り手側が買い手側に
無償で選手を放出します
買い手側は元の契約を引き継ぐだけで
選手を獲得することができます
買い手・売り手とは?
トレード関連の報道では
買い手・売り手という用語が使われます
- 成績が上位でプレーオフ進出争いに絡む
- 短期的なチーム補強を目的とする
- 即戦力選手の獲得を目指す
- 成績が下位でプレーオフへの進出は難しい
- 長期的なチーム補強を目的とする
- 有望な若手選手の獲得を目指す
トレードされやすい選手とは
買い手側が獲得を目指すのは
以下の条件を満たす選手です
- 短期的な補強ポイントに合致する
- 即戦力として活躍が見込める
- 残り契約年数が少ない
買い手側にとっては
”今シーズン”の補強が目的ですから
即戦力選手の獲得を目指します
また契約に関するリスクを避けるため
残りの契約年数が少ない選手が好まれます
売り手側が獲得を目指すのは
以下の条件を満たす選手です
- 長期的な補強ポイントに合致する
- 将来の主力となる可能性が高い
- 3A以下に所属する若手
売り手側にとっては
”数年後の”補強が目的ですから
将来性のある若い選手の獲得を目指します
またメジャー契約を結んでいない
3A以下に所属する選手を獲得することは
コスト面でのメリットがあります
将来的にメジャーに昇格させる際に
低い年棒で契約を結ぶことができるからです
トレードの可能性が高いスター選手の条件
- 成績が低迷しているチームに属する
- 契約最終年の選手
- FA権の取得間近
プレーオフ進出を諦めたチームとしては
残り試合を若手の育成機会と捉えます
”勝利”にこだわる必要はないため
契約最終年のスター選手や
オフにFAとなるスター選手を
所属させておく必要はありません
金銭的にも年棒を負担する必要がなくなり
将来的にチームの主力となる
若手を獲得できるため
スター選手の放出を模索します
チームとの契約はどうなる?
選手の契約(年俸・期間)は
移籍先球団に引き継がれます
よって長期契約・高額契約を結んだ
選手はトレードされにくい傾向があります
ただし交渉次第では
売り手側が一定割合の年俸を
負担する場合もあります
トレードの拒否は可能?
選手によっては所属チームとの契約で
トレード拒否条項を組み入れています
この場合は選手の判断で
トレードを拒否することが可能です
ドジャース・大谷選手や
メッツ・千賀投手の契約にも
拒否条項が盛り込まれています
環境の変化は負担が大きいため
実績や将来性のある選手の契約には
拒否権が盛り込まれているケースが多いです
トレードが噂される選手
ルイス・ロバートJr.
所属:ホワイトソックス
ポジション:外野
キューバの若きスラッガーです
2020年にデビューした若手で
シルバースラッガー・ゴールドグラブ賞など
輝かしいタイトルを獲得しています
走力にも定評のある総合力の高い選手で
将来性のある選手ですが
2025年オフにFA権を獲得します
ホワイトソックスは成績が低迷しており
チーム再編が急務ですので
トレード移籍が濃厚です
ノーラン・アレナド
所属:カージナルス
ポジション:サード
MLB屈指のスター選手です
サードで10年連続のゴールドグラブを獲得し
MLB最多6度のプラチナグラブに輝きました
さらには本塁打王にも3度輝くなど
攻守において歴史に残る活躍をみせています
殿堂入りが期待されるスター選手ですが
年齢の影響で成績は下降気味です
全体的にベテランの主力が多いチームは
若返りを目指しており
高額な年俸もネックとなり
トレード移籍が度々噂されています
アレナド選手はトレード拒否権をもちますが
ドジャースなど一部の球団に対しては
トレードに応じる姿勢を見せています
ライアン・ヘルズリー
所属:カーズナルス
ポジション:リリーフ
現役屈指の剛腕投手です
2024年のセーブ王で
カージナルスの守護神を務めます
MLB歴代5位となる167.7キロを誇る
典型的なパワーピッチャーで
圧倒的な球威を誇る直球と
140キロを超えるスライダーで
高い奪三振率を記録します
2024年は契約最終年となり
チーム再編を目指すチームにおいて
トレードの可能性があります
吉田正尚
所属:レッドソックス
ポジション:外野
日本屈指の左のスラッガーです
高いコンタクト率と出塁率が魅力で
安定した成績を残しています
しかし外野手・DHが充実しているチームでは
場機会が減少しており
高額な年棒もネックとなり
トレード候補として噂されます
菅野智之
所属:オリオールズ
ポジション:先発
高い投球技術を誇るベテランです
2025年にMLBへ電撃移籍すると
開幕から期待以上の活躍で
チームの先発陣を支える存在となりました
経験豊富な投球技術と
高い制球力を武器に
MLBの強打者を手玉に取ります
一方オリオールズは開幕から絶不調です
チーム成績次第では
1年契約の菅野投手を
トレード要員とする可能性があります
テイラー・ウォード
所属:エンゼルス
ポジション:外野
経験豊富な右のスラッガーです
チームの主力打者として
安定した打撃成績を残しています
広角に長打を期待できるパワーと
高いコンタクト率が魅力の打者です
エンゼルスは開幕から低迷しており
2026年が契約最終年となる
ウォード選手はトレード要員となり得ります
タイラー・アンダーソン
所属:エンゼルス
ポジション:先発
経験豊富なベテラン左腕です
長年MLBでプレーする技巧派投手で
2022年にはドジャースで15勝を挙げ
2024年にはエンゼルスの勝ち頭として
10勝を記録しました
高い制球力と投球技術で
安定した投球を期待できます
2025年は契約最終年となるため
低迷しているチームにおいては
トレード要員となる可能性が高いです
成立した大型トレード
現在成立した大型トレードはありません
まとめ
今回は2025年シーズンにおいて
トレードが噂される有名選手をまとめました
今後のチーム事情によっては
他のスター選手達も
トレード移籍の可能性があります
トレード期限間近には
大型トレードが次々と成立しますので
選手達の動向に注目してください
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました