大谷選手の活躍で人気のMLBですが
2024年シーズンはルーキーが大活躍しました
オールスターで新人史上5人目の
先発登板を果たしたスキーンズ投手や
パドレスを地区優勝に導いたメリル選手など
多くのルーキーがデビューして
強烈なインパクトを残しました
MLBではプレー実績のないルーキー達をランク付けし、プロスペクトランキングを公表します
大谷選手も過去に1位を獲得しました
今回は2025年のプロスペクトをまとめます
またプロスペクトの基本と
2024年ランキング上位者の活躍についても紹介します
なお2024年以前の上位者の活躍については
過去の記事でまとめましたのでご覧ください
記事の内容
プロスペクトの基本
プロスペクトとは？
MLBでの出場経験がほとんどない若手選手を指します
具体的には25歳以下の選手でルーキー資格をもつ選手のことです
ルーキー資格とは新人王の受賞要件で
打者であればメジャーで130打席未満
投手であれば50イニング未満などが条件です
つまり日本人選手がMLBに挑戦する際に
25歳以下であればランキングの対象となります
そのため過去23歳の若さでMLBに挑戦した
大谷選手はランキングの対象となりました
発表・更新時期
MLB公式サイトではシーズン開幕前に
プロスペクトランキングTOP100を公表し
期待に応じてルーキー達をランク付けします
シーズン中もランキングは更新され
シーズン中にメジャーに定着した選手は
順次ランキングから除外されます
よって開幕直前に発表されたランキングを確認することで
期待される若手選手を確認できます
ランキングの信頼性
信頼性については十分に高く
大谷・トラウト・ゲレーロJr.・ウィットJr.選手等、多くのスター選手達が
過去のランキングで1位に輝きました
2025年プロスペクトランキング
1位 佐々木朗希
日本が誇る剛腕投手です
最速165キロの速球に加えて
150キロのフォークを操ります
制球力・奪三振率も高い投手で
NPBでもポテンシャルは抜群でした
体力面での不安は残りますが
先発ローテに組み込まれる可能性が高く
健康にシーズンを通して活躍できれば
MLB移籍1年目での大活躍が期待できます
2位 ロマン・アンソニー
攻守にハイレベルな選手です
高校時代に143ｍの本塁打を記録するなど
圧倒的なパワーに定評がある選手で
2022年にドラフト2位でプロ入りしました
下部リーグで経験を積み
2024年は3Aで35試合に出場し
3本塁打・打率.344を記録しました
走力にも優れており
守備範囲の広さにも期待がもてます
2025年中のメジャー昇格が予想されます
4位 ディラン・クルーズ
高い身体能力を誇る有望株です
2023年にMLB全体ドラフト2位で
プロ入りした期待の選手で
2024年終盤にメジャーに昇格しました
31試合の出場でしたが
守備走塁の指標はトップクラスで
高いポテンシャルを示しました
本塁打は3本に止まりましたが
2025年のさらなる飛躍が期待されます
2024年プロスペクトランキング
1位 ジャクソン・ホリデイ
2022年MLB全体ドラフト1位の選手です
シーズン序盤に初昇格を果たしましたが
打撃面で苦戦を強いられ
速い段階で3Aに降格しました
終盤に再昇格を果たしましたが
打撃面での苦戦が続きました
走塁面ではトップクラスの成績を記録し
守備面でも非凡な能力を示しましたが
全体的に物足りない結果に終わりました
2位 ジャクソン・チョーリオ
走攻守にハイレベルな選手です
デビュー前の段階で長期契約を結ぶなど
高い期待をかけられる選手です
2024年は開幕から1番に抜擢され
レギュラーに定着しました
史上最年少で20本塁打20盗塁を記録し
チームの地区優勝に貢献しました
打力のみならず
守備・走塁面でもトップクラスの成績で
周囲の高い期待に応えました
新人王投票では惜しくも2位となりましたが
新人王に足る成績を残しました
2024年新人王投票結果は
別記事でまとめましたのでご覧ください
3位 ポール・スキーンズ
MLB最高クラスの好投手です
2023年MLB全体ドラフト1位の投手で
将来を大きく期待される投手です
2024年5月にデビューすると
160キロ超の速球と多彩な変化球で
MLBを席捲しました
制球力も高く全ての指標でトップレベルの成績を残しました
オールスターにも選出され
新人史上5人目の先発にも抜擢されました
最終的に11勝・防御率1.99を記録し
他の有力選手を抑えて新人王に輝きました
サイヤング賞投票でも3位に入り
2025年のサイヤング賞候補と目されます
投票結果は別記事でまとめましたのでご覧ください
12位 ジャクソン・メリル
走攻守に優れた万能選手です
開幕からレギュラーとして活躍し
24本塁打・打率.292の好成績を残しました
守備・走塁でもトップレベルの成績で
チームのプレーオフ進出に貢献しました
また新人王投票では3位に入るなど
大活躍の1年となりました
2025年はさらなる活躍が期待されます
ランク外 ルイス・ギル
ヤンキースのエース候補です
ランキング対象外となりましたが
15勝を挙げる活躍で
ア・リーグ新人王に輝きました
160キロ超の速球を軸に
打者を圧倒する投球スタイルです
粗削りな投手ですが高い能力を示しました
各球団のトッププロスペクト在籍数
強豪のドジャースが6人ものトッププロスペクトを保有しており
チーム運営は盤石の状況です
来季以降も戦力を保持し続けることでしょう
昨年惜しくも世界一を逃したヤンキースは
トッププロスペクトが1人のみで
将来的なチーム編成に不安が残ります
鈴木・今永投手が所属するカブスは
7人のトッププロスペクトを保有しており
30球団トップです
今後若い選手が台頭してくる可能性があります
プロスペクトとトレード
MLBのトレード期限は毎年7月末です
プレーオフ進出を諦めたチームは
実績のある主力を放出する見返りに
他球団の若手有望選手の獲得を目指すことで、チームの再編に努めます
2023年に大谷選手のトレードが検討された際
レイズはカミネロ選手（2024年プロスペクト3位）をトレード要員として提示しました
このようにこれまで紹介した選手達も
将来的にはトレード要員として
他球団に移籍する可能性があります
よってランキング上位の選手を保有する球団は
トレード市場において有利になります
まとめ
今回は2025年のMLBプロスペクトランキングを紹介しました
高いポテンシャルをもつ選手達ですので
今季に限らず来期以降の活躍も期待されます
今後の活躍やトレードには要注目です
ここまでお付き合いいただきありがとうございました
