日本人選手の活躍で人気のMLBですが
熾烈な後半戦がスタートしました
プレーオフ進出争いに加えて気になるのが
大谷選手の本塁打王争いの行方です
今回は2025年シーズンにおける
ホームラン王争いについてまとめます
ランキングの推移に加えて
年間ホームランペースや残り試合数など
気になる情報を紹介します
またホームランが出やすい球場についても
パークファクターに基づいて
ランキング形式でまとめていきます
なおホームラン以外のタイトル争いについては
別記事でまとめましたのでご覧ください
また大谷選手の個人成績については
以下の記事をご覧ください
記事の内容
2025年ホームラン王争いが激化

2025年は昨年と比較して
開幕からハイペースで本塁打が出ており
後半戦終了時点において
年間ペース50本を上回る選手が
5人も登場しています
中でもマリナーズに所属する
ローリー選手については
年間60本を超えるペースをキープしており
ジャッジ選手のもつア・リーグ記録
年間62本塁打の更新が期待されます
両リーグ共にホームラン王争いは
シーズン終盤までもつれ込みそうです
最新ホームランランキングと推移
ア・リーグ


ナ・リーグ


注目選手
アーロン・ジャッジ(ア・リーグ)
所属:ヤンキース
ポジション:外野
言わずと知れたMLB最高のスラッガーです
ア・リーグ最多本塁打記録
年間62本を記録した強打者で
2024年の本塁打王です
昨年は後半に失速したものの
58本塁打を記録しました
広角に本塁打を放つ圧巻のパワーで
2年連続本塁打王を狙います
カル・ローリー(ア・リーグ)
所属:マリナーズ
ポジション:キャッチャー
強打の若きスイッチヒッターです
2021年にデビューした若手捕手ですが
年々本塁打数を増やしており
2025年は大ブレイクのシーズンとなりました
開幕から本塁打を量産しており
前半戦だけで38本塁打を放って
キャリアハイを更新しました
本塁打王のみならず
ア・リーグ最多本塁打記録更新を狙います
エウヘニオ・スアレス(ア・リーグ)
所属:マリナーズ
ポジション:サード
パワーが売りのベテランスラッガーです
2019年には49本塁打を記録し
ベネズエラ出身選手として
歴代1位に輝きました
2025年シーズンはDバックスで開幕し
本塁打を量産していましたが
7月末にマリナーズへトレード移籍しました
キャリアハイとなる50本塁打を狙います
大谷翔平(ナ・リーグ)
所属:ドジャース
ポジション:DH/投手
2024年のホームラン王です
投手としてもプレーする二刀流選手ながら
2023年・2024年と2年連続で
本塁打王に輝いたスター選手です
2024年はキャリアハイとなる
54本塁打を放ちましたが
2025年前半戦は昨年を上回るペースで
本塁打を量産しています
3年連続本塁打王に向けて視界良好です
カイル・シュワバー(ナ・リーグ)
所属:フィリーズ
ポジション:DH
2022年のホームラン王です
2022年から3年連続で
40本塁打前後を記録している大砲で
2023年にはキャリアハイとなる
47本塁打を記録しています
2025年前半戦は開幕から本塁打を量産し
年間50本塁以上のペースで折り返しました
自身初となる50本塁打達成を目指します
ホームランが出やすい球場ランキング

2025年のHRパークファクターを基に
ホームランの出やすい球場をまとめました
HRパークファクターは100が平均ですので
100以上の球場については
本塁打が出やすいことを意味します
例えば149の場合平均的な球場と比べて
ホームランが49%出やすいと言えます
1位は標高1600mに位置する
クワーズ・フィールドです
打者天国の球場として有名です
ドジャー・スタジアムについても
HRが出やすい球場ですので
本塁打王争いにおいては有利です
参照:Baseball Savant (2025年 HR Park Factors)
ホームランが出にくい球場ランキング

30球場の中で最もHRが出にくいのは
アメリカン・ファミリー・フィールドです
ブリュワーズの本拠地ですが
屋根の開閉により本塁打の傾向が変化します
鈴木選手が所属するカブスの本拠地
リグレー・フィールドも
HRが出にくい球場として知られます
大谷選手のタイトル獲得可能性
大谷選手は3年連続本塁打王の本命です
後半戦の対戦カード(球場)を考慮すると
タイトル獲得の可能性は高いと考えます
本塁打王争いのライバル
後半戦終了時点のランキングから
大谷選手のライバルとなるのは
フィリーズのシュワバー選手です
左打ちのプルヒッターで
ライト方向のホームランが多い打者です
カギを握るのは残り試合の球場
既に述べたように
MLBには様々な特性をもった球場があり
球場ごとに本塁打の出やすさが違います
後半戦でプレーする球場は
ホームラン王争いに影響をおよぼします
シーズン後半は同地区対決が増える
MLBではシーズン後半に
同地区対決が増加します
よって大谷選手はナ・リーグ西地区
シュワバー選手はナ・リーグ東地区の
チームとの対戦が増えるため
各球場のパークファクターを比較することで
本塁打王争いの行方を占うことができます
ナ・リーグ西地区の球場

ドジャースの大谷選手の場合
30球場の中で最も本塁打が出やすい
クワーズ・フィールドでの試合が増えます
同時に本塁打が出にくい
オラクル・パークでの試合も増えますが
全体的には本塁打が出やすい球場が多く
後半戦に本塁打を伸ばす可能性が高いです
2024年についても後半戦に
本塁打数を大きく伸ばしていますので
本塁打王争いにおいては有利と言えます
ナ・リーグ東地区の球場

フィリーズのシュワバー選手の場合
全体的に平均よりHRが出にくい球場が多く
loanDepotパーク以外では
やや不利な球場での試合が増えます
よって後半戦に本塁打数を伸ばすことは
難しい可能性があります
球場的には大谷選手が有利
ナ・リーグ本塁打王争いは
大谷選手とシュワバー選手の戦いですが
残り試合での球場的には
大谷選手が優勢です
しかし球場のみならず
両選手の調子による部分も大きいですので
今後のホームラン王争いは要注目です
まとめ
今回は2025年シーズンにおける
ホームラン王争いについてまとめした
ドジャース大谷選手の
3年連続本塁打王に期待が膨らみます
なお歴代シーズン本塁打記録については
別記事でまとめましたのでご覧ください
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました