大谷選手の活躍で人気のMLBですが
2025年6月に大谷選手が復帰登板し
投打二刀流がついに復活しました
大谷選手がMLBに移籍した2018年より
二刀流選手に関するルールが更新されており
様々なルールが存在しています
今回は最新の”二刀流ルール”について
二刀流の定義や登録条件など
詳しく解説していきます
なお大谷選手の過去の投手成績については
別記事でまとめましたのでご覧ください
また野手登板については
以下の記事をご覧ください
二刀流選手(Tow-way Player)とは
選手はシーズンで初めて
26人枠(ベンチ入り)に登録される際に
投手・野手・二刀流選手の3区分の
いずれかに登録されます
3区分の内”二刀流”に登録された選手を
二刀流選手(Tow-way Player)と呼びます
基本的にシーズン中の区分変更は不可ですが
二刀流選手への区分変更のみ認められます
なお2025年シーズンにおける二刀流選手は
大谷翔平選手のみです
二刀流選手への登録条件
- 投手として20イニング以上登板
- 野手として20試合以上に先発出場
直近シーズン中または過去2シーズンの内で
上記2つの条件を満たすシーズンがあれば
二刀流選手として登録可能となります
なお野手としては各試合で
3打席以上を消化する必要があります
2025年の大谷選手については
2023年シーズンで条件を満たしたため
二刀流選手登録が可能となりました
二刀流選手登録のメリット
投手枠の拡大が最大のメリットです
MLBのベンチ入りメンバーは26人で
26人枠(アクティブロースター)と呼びます
この内投手は最大13名とされていますが
二刀流選手は投手にカウントされないため
二刀流選手が所属するチームは
14人目の”投手”を登録することができます
これによって投手陣の負担を分散させ
投手起用の幅も広がりますので
試合を有利に進めることができます
もしも大谷選手が二刀流登録ではない場合
投手登録で試合に出場できますが
投手枠を消化してしまいますので
ベンチ入りの投手が少なくなり
他の投手への負担も大きくなります
選手起用に関するルール
”先発投手”がDHとして出場する場合
降板後もDHとして出場が可能です
このルールは2022年から導入されました
2021年シーズンまでのルールでは
DHの先発投手が降板した場合
DHとしても退場する必要がありました
なお上記のルールは
”先発投手”にのみ適用されますので
注意が必要です
大谷ルールとは
MLBの二刀流ルールについては
2020年に新設され
現在に至るまで改正が続いていますが
これは大谷選手が2017年オフに移籍して以降
投打で活躍をつづけた影響が大きく
”大谷ルール”と呼ばれています
前述の二刀流選手登録の条件については
2025年シーズンから適用されましたが
従来は前年までの実績が
登録条件として考慮されていました
しかし従来のルールでは
怪我で2024年の登板が無かった大谷選手を
2025年シーズンにおいて
二刀流選手に登録することができませんでした
そのため大谷選手に配慮する形で
過去2年間の実績を考慮することになりました
このように大谷選手の活躍によって
二刀流ルールの改正が続いています
まとめ
今回は二刀流ルールについてまとめました
唯一無二の大谷選手の存在は
MLBの歴史やルールを変えており
今後の投打での活躍に期待が膨らみます
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました