日本人選手の活躍で人気のMLBですが
ア・リーグ西地区では
シアトル・マリナーズが素晴らしい成績で
2001年のイチロー選手在籍時以来の
地区優勝を果たしました
30球団唯一となる
ワールドシリーズへの進出経験が無い球団で
球団創設以来初の偉業達成に向けて
ポストシーズンでの活躍が期待されます
今回は2025年シーズンにおける
マリナーズの主力選手をまとめます
また過去のチーム成績や
チームの特徴についても紹介します
なおブルージェイズの主力選手は
以下の記事をご覧ください
またMLBのプレーオフ進出争いの推移は
別記事でまとめましたのでご覧ください
マリナーズの過去のチーム成績


マリナーズはア・リーグ西地区に属し
比較的弱小球団とされてきました
30球団で唯一となる
ワールドシリーズ出場経験が無いチームです
地区優勝の回数も少なく
直近ではイチロー選手がMLBに移籍し
MVP・首位打者・盗塁王・新人王を獲得した
2001年シーズンを最後に
地区優勝から遠ざかってきました
主力選手紹介(野手)
カル・ローリー(捕手)
MLB歴代屈指の強打の捕手です
2021年にデビューした若手ですが
本塁打を量産する強打が魅力で
超攻撃型の捕手として注目されてきました
一方で守備力の高さにも定評があり
2024年にはプラチナグラブを獲得するなど
攻守で高いの能力をもつ選手です
2025年にはシーズン60本塁打をマークし
捕手・スイッチヒッターでは
史上最多記録を大幅に更新しました
その結果本塁打・打点の2冠に輝きました
攻守でチームの中心的存在です
フリオ・ロドリゲス(外野)
将来を期待されるスター候補選手です
2022年にデビューした若手ですが
ルーキーイヤーに新人王に輝くと
2023年には30本塁打30盗塁を記録するなど
既に一流選手として活躍を続けます
MLB屈指の5ツールプレーヤーで
走攻守全てにおいてハイレベルです
2025年シーズンも安定した成績で
30本塁打・30盗塁を達成するなど
チームの主軸として活躍しました
エウヘニオ・スアレス(サード)
実績十分のホームランバッターです
ホームランか三振の豪快な打撃で
MLB通算300本塁打を達成しています
2025年は1試合4本塁打を記録するなど
キャリアハイに並ぶ
49本塁打をマークする大活躍で
2025年途中にDバックスから
トレードで移籍してきました
チームのクリーンナップを任されます
ランディ・アロザレーナ(外野)
腕組ポーズで人気のスラッガーです
2021年に新人王を獲得し
2024年途中からマリナーズでプレーします
高い身体能力を武器として
パワーとスピードを兼ね備えた選手です
大舞台に強い選手として知られており
2020年のポストシーズンでは
歴代1位となる10本塁打を放つ活躍で
リーグチャンピオンシップシリーズの
MVPに輝きました
なおポストシーズンの個人記録については
別記事でまとめましたのでご覧ください
ジョシュ・ネーラー(ファースト)
巨漢の巧打者です
2015年のドラフト1位(全体12位)選手で
高い打撃技術が魅力の選手です
三振が少なくコンタクト率が高く
ハイアベレージを記録する選手です
走力はMLBワーストクラスですが
堅実なファースト守備も魅力です
2025年は20本塁打を放ち
3割近いアベレージを記録しました
また足は速くない選手ですが
30盗塁を記録するなど活躍し
シーズン途中にトレードで移籍しました
チームの中心選手として期待されます
主力選手紹介(投手)
ローガン・ギルバート(先発)
長身のエース右腕です
2018年のドラフト1位(全体14位)投手で
2021年にデビューした好投手です
198センチの長身から繰り出される
角度のある直球と
スライダー・スプリットを軸に
MLB屈指の奪三振能力を誇ります
フライアウトの多い投手としても知られ
高い制球力を武器に打者を圧倒します
2025年シーズンは右肘の怪我で
25試合の登板に止まったものの
安定した投球でチームを支えました
ブライアン・ウー(先発)
将来のエースとして期待される逸材です
2023年にデビューした右腕で
2024年には9勝・防御率2.89をマークし
早々に先発ローテの中心選手となりました
MLB平均程度の球速ながら
速球主体の組み立てで
シュート軌道の直球と
シンカーを軸に打者を打ち取ります
制球力の高さはMLB屈指で
大崩れしない安定した投球が持ち味です
2025年シーズンはキャリアハイとなる
15勝・防御率2.94の活躍で
チームの勝利に貢献しました
ジョージ・カービー(先発)
MLB最高の精密機械です
2019年のドラフト1位(全体20位)で
2022年にデビューした逸材です
球界最高の制球力を誇る右腕で
四球が非常に少ないです
直球・スライダー・シンカー・カーブを
バランスよく操り
どの球種もMLB平均を上回る球速で
打者を圧倒することができます
2025年は右肩の故障で離脱したものの
10勝を挙げる活躍で
チームの地区優勝に貢献しました
ルイス・カスティーヨ(先発)
実績十分の好投手です
かつては魔球と称された
チェンジアップを主体とした投手で
毎年安定した投球を続けてきましたが
現在では速球主体の組み立てで
打たせて取る投球が持ち味です
制球力が高く大崩れせず
長いイニングを消化できる投手です
2025年は180イニングを投げて
11勝を挙げる活躍でチームに貢献しました
アンドレス・ムニョス(クローザー)
MLBを代表するクローザーです
2019年にデビューした若手投手ですが
2022年からチームの守護神を務めます
最速165キロの剛速球と
MLB屈指のスライダーの2球種で
高い奪三振能力を誇る剛腕です
特にスライダーは”魔球”と称されるほど
大きな変化量と切れ味を誇ります
2025年シーズンは安定した投球で
38セーブ・防御率1.73を記録しました
チームのスタイル

制球力の高い先発投手が勢揃い
先発ローテの4投手ですが
全員がMLBを代表するような好投手で
高い制球力を武器とする投手達です
そのため四球で崩れる試合は少なく
常に安定した投球を期待できます
左投手が少ない
一方で左の好投手が少なく
ブルペンを含めて
リリーフのスパイアー投手以外に
重要な場面を任せられる左投手が不在です
そのため左打者に好打者が多いチームには
不利な試合を強いられる可能性があります
打線にはホームランバッターが並ぶ
マリナーズのチーム本塁打数は
30球団中3位の好成績で
60本塁打を放ったローリー選手や
49本塁打を放ったスアレス選手
32本塁打を放ったロドリゲス選手など
一発のある強打者が名を連ねます
一方でチーム打率は30球団中20位と
下位にランクインしていることから
基本的には本塁打を軸に得点を重ねる
攻撃スタイルと言えます
積極的に盗塁を仕掛ける
本塁打を軸とした攻撃スタイルながら
盗塁数は30球団中3位にランクインしており
積極的に盗塁を仕掛けるスタイルです
アロザレーナ・ネイラー・ロドリゲス選手は
いずれもシーズン30盗塁を達成しており
足を絡めた攻撃も得意としています
シーズ・ザ・モーメントの意味は?
イチロー選手がスピーチで語った言葉
チームのスローガンとして
”シーズ・ザ・モーメント”が掲げられており
”Seize The Moment”と綴ります
「今この瞬間を掴む」と言う意味です
これは2025年8月に殿堂入りを果たした
イチロー選手がスピーチで語った言葉で
チームやファンに広く浸透しました
今尚マリナーズに影響力をもつイチロー選手
マリナーズの顔として活躍し
背番号”51″が永久欠番に制定された
イチロー選手ですが
現在は球団会長付特別補佐として
シアトルを拠点に生活しており
主に選手の指導にあたっています
若きスター選手であるロドリゲス選手らも
イチロー選手の自宅で指導を受けるなど
若い選手からリスペクトされる存在として
チームの強化に携わっています
2001年以来の地区優勝
2001年はイチロー選手がMLBに移籍し
世界の常識を覆したシーズンです
2001年のイチロー選手は開幕から活躍し
首位打者・盗塁王・新人王などを獲得し
シーズンMVPに輝きました
チームは歴代最多となる116勝を挙げて
圧倒的な強さで地区優勝を果たしました
球団創設史上初のリーグチャンピオンや
ワールドチャンピオンの筆頭候補でしたが
惜しくもワールドシリーズ進出を逃しました
それ以来チームは地区優勝を果たせずに
2025年に24年ぶりとなる優勝を果たしました
次こそは”シーズ・ザ・モーメント”で
ワールドチャンピオンを目指します
まとめ
今回は2025年シーズンにおける
マリナーズの主力選手を紹介しました
ア・リーグ西地区では下位沈むことが多く
30球団唯一ワールドシリーズ未出場ながら
野手・投手陣共に実力者を揃え
2025年は盤石の布陣で快進撃を続けます
今後の動向から目が離せません
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました