日本人選手の活躍で人気のMLBですが
ナ・リーグではプレーオフ進出争いが
本格化してきました
ア・リーグでも強豪球団が鎬を削る中
ヤンキースが所属する
ア・リーグ東地区において
ブルージェイズが強力打線で
優勝争いを牽引しています
今回は2025年シーズンにおける
ブルージェイズの主力選手をまとめます
また過去のチーム成績や
チームの特徴についても紹介します
なおヤンキースの主力選手は
以下の記事をご覧ください
またMLBのプレーオフ進出争いの推移は
別記事でまとめましたのでご覧ください
記事の内容
ブルージェイズの歴史と特徴
ブルージェイズはMLBで唯一の
カナダを拠点とするチームです
MLBが1977年に球団数を拡張した際に
MLB市場を北米にも広げるため
カナダ最大の都市である
トロントが選ばれたことが所以です
地理的要因で遠征時の移動距離が長くなり
選手の負担が増す可能性も指摘されます
実はかつてナショナルズも
カナダのモントリオールを
拠点としていましたが
観客動員数などの問題によって
2005年にワシントンD.C.へ移転しました
過去のチーム成績


激戦区として知られるア・リーグ東地区では
比較的弱小球団として
優勝争いに絡むシーズンは稀でした
2024年シーズンは看板選手で主砲の
ゲレーロJr.選手のトレードが噂されるなど
球団の方針が不明確だったこともあり
地区最下位に沈みました
主力選手紹介(野手)
ウラジミール・ゲレーロJr.(ファースト)
MLBを代表する若きスタースラッガーです
2019年にデビューした若手ながら
2021年には48本塁打を記録し
ホームラン王に輝きました
若くしてオールスターの常連となり
ブルージェイズの看板選手として活躍します
圧巻の長打力を武器に
左右に本塁打を放つ強者で
コンタクト率や選球眼も兼ね備えており
弱点の少ない素晴らしい打者です
ジョージ・スプリンガー(外野)
高いオフェンス能力を誇るスター選手です
高い身体能力をもつベテランで
パワーとスピードを兼ね備えた
バランスの良い選手です
2020年オフにアストロズから移籍し
やや成績が低迷したものの
2025年は開幕から好調を維持し
打線を牽引する活躍をみせます
ボー・ビシェット(ショート)
強打の若き遊撃手です
2019年にデビューすると
2021年・2022年はリーグ最多安打を記録し
メジャーに定着した2021年から
3年連続で20本塁打以上
打率3割前後をマークするなど
打撃力の高さに定評がある選手です
守備・走塁には課題が残るものの
高いコンタクト率とパワーを兼ね備えます
アレハンドロ・カーク(キャッチャー)
攻守で高い能力を示す捕手です
2020年にデビューした若手ながら
2022年からチームの正捕手を務めます
投球を止める技術やフレーミング技術は
MLBトップレベルで
盗塁阻止率も優秀な選手です
打撃面ではコンタクト率が高く
長打は少ないものの
ハイアベレージを残します
攻守でチームの要となる選手です
アディソン・バーガー(サード)
若きユーティリティ選手です
2024年にデビューした若い選手で
2025年にメジャーに定着しました
現在はサードをメインに守りますが
外野やショートも守ることができます
MLB最高クラスの強肩の持ち主で
サードからの鋭い送球は驚異的です
打撃ではやや粗削りな部分が残るものの
打球速度やスイングスピードは
MLBトップクラスの成績で
パワフルなスイングが魅力です
主力選手紹介(投手)
ケビン・ガウスマン(先発)
ブルージェイズのエースです
2023年の奪三振王で
MLBを代表する好投手です
最速160キロ超の速球に加えて
シュート回転で落ちるスプリットと
スライダーを操ります
先発投手としては球種が少なく
投球の9割が直球とスプリットですが
両球種とも質が高く
奪三振能力の高い投手です
ホセ・べリオス(先発)
多彩な球種を操る右腕です
2021年から4年連続で
10勝以上をマークする安定した投手で
2024年には開幕投手を務め
16勝を挙げる活躍をみせました
球速はMLB平均を下回るものの
多彩な球種を操る投手で
制球力も比較的安定しています
2025年も安定した先発投手として
長いイニングを消化しています
クリス・バシット(先発)
ベテランの技巧派右腕です
2023年には16勝を挙げる活躍で
最多勝利のタイトルを獲得しました
また200イニング登板を達成するなど
イニングイーターとしても
チームを支えました
球速はMLB平均を下回るものの
シンカーと七色の変化球を操り
高い制球力でゴロアウトを量産します
打たせて取る投球スタイルにより
少ない球数で長いイニングを消化でき
安定した成績を残す好投手です
マックス・シャーザー(先発)
殿堂入り確実とされるレジェンドです
3度のサイヤング賞に加えて
数々のタイトルを獲得してきた大投手です
2025年7月に41歳を迎えたベテランですが
今尚第一線で活躍します
かつての圧倒的な投球はみられませんが
切れ味抜群の直球と
代名詞のスライダーは健在で
高い制球力も相まって
高い奪三振率を維持しています
ジェフ・ホフマン(リリーフ)
ブルージェイズの長身クローザーです
2024年まで強豪フィリーズで
絶対的セットアッパーを務めた投手で
2024年オフに争奪戦の末
ブルージェイズに移籍しました
伸びのあるストレートに加えて
スライダーとスプリットを
バランスよく投じます
高い奪三振能力をもち
空振りの山を築きます
ジャリエル・ロドリゲス(リリーフ)
中日ドラゴンズで活躍したリリーフです
2022年まで日本球界で活躍しましたが
2023年3月にキューバから亡命し
緊急退団となりました
NPBではあまり印象の良くない選手ですが
2023年オフにブルージェイズに移籍し
メジャーデビューを果たしました
最速160キロを超える直球に加えて
変化量の大きいスライダーを操ります
チームのスタイル
極端な打撃特化型のチームです
守備・走塁については粗削りながら
長打力・コンタクト率の高い打者が並び
どの打順からでも大量得点が期待できます
スタメンには若い選手が多く
爆発力にも期待がもてます
投手陣にはベテランが多く
技巧派投手が揃っています
派手な投球は期待できないものの
安定してゲームメイクができる選手が多く
ある程度の失点を許しつつ
大量得点で勝利するスタイルが持ち味です
攻撃面
打線の軸となるのは
チームの顔であるゲレーロJr.選手です
長打力とハイアベレージを記録する
チーム最高のスラッガーです
スプリンガー・ビシェット選手ら
コンタクト率の高い選手に加えて
長打力のあるバーガー選手らも
打線に厚みを与えており
勢いづくと手が付けられない
超強力打線で大量得点を狙います
守備面
投手陣はエースのガウスマン投手に加えて
べリオス・バシット投手ら
実績のある技巧派投手が安定しています
またレジェンドのシャーザー投手や
7月末にトレードで獲得した
2020年サイヤング賞投手の
ビーバー投手の活躍にも期待です
救援投手陣については
守護神のホフマン投手や
バーランド・リトル投手ら
力のある投手が揃っています
守備面については不安定で
失策が目立つチームと言えます
まとめ
今回は2025年シーズンにおける
ブルージェイズの主力選手を紹介しました
ここ数年は地区下位に甘んじたものの
若手が台頭する勢いのあるチームです
激戦区のア・リーグ東の優勝候補筆頭で
今後の動向から目が離せません
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました